昨日はモーリス・センダックの誕生日でした。この日に、ナルニア国では江國香織さんをお招きしてセンダック兄弟の合作絵本『とてもとてもサーカスなフロラ』の朗読と音楽の会を催しました。1冊の絵本(それも結構長い!)を丸ごと朗読してもらうことって、大人になるとほとんどないですよね。この本を翻訳者の江國さんに朗読していただくという、とてつもなく贅沢な時間をご一緒に過ごてくださったお客さま、どうもありがとうございました。江國さんは一人ひとりにとても丁寧にサインをしてくださったので、皆さん大満足のご様子でした。
そして、この会に参加できなかった方のために『とてもとてもサーカスなフロラ』に20冊、サインをしていただきました!  60年も前に書かれた作品ではありますが、江國さんの翻訳はちいさなフロラの不安と恐れと冒険心を見事に表現していて、最後の幸せな結末に思わず涙がでてしまいます。小さな女の子の好奇心あふれる冒険のお話としても楽しめますが、大人の視点で読むともっともっと深いものが見えてくる、そんな陰影のある作品です。子どもだけではなくぜひ大人の方にも手にとって欲しい、それも江國さんのサイン入りで!

『とてもとてもサーカスなフロラ』ジャック・センダック文/モーリス・センダック絵/江國香織訳 集英社 1500円+税
★このほかにセンダックの絵本で江國さんのもう一つの翻訳書『ぼくはきみできみはぼく』(1000円+税)にも2冊だけサインをいただいています。早い者勝ち~!


今だけ、シンガーソングライターの小島ケイタニーラブさんの新譜CDアルバム「なつやすみのよる」(「とてもとてもサーカスなフロラ」の歌が入っています/2500円税込み)も販売中です。