2018年のクリスマスに合わせて出た新刊のご紹介です。このところ、クリスマス時期にもあまり新刊が出ない傾向があったのですが、今年は復刊も含めて新しい作品をご紹介できそう!
クリスマスのお祝いの仕方は国によってそれぞれです。世界中で子どもたちがどんな風にクリスマスのしたくをしているのか、絵本を開いてみてみましょう。『メリークリスマス 世界の子どものクリスマス』(BL出版/1800円+税)は以前、冨山房から出ていた絵本の復刊です。市川里美さんの美しいイラストとともに、世界18カ国のクリスマスをじっくりとお楽しみください。
『ぼくたちのプレゼントはどこ?』(好学社/1400円+税)は、1965年に出版されたスキャリーの絵本です。2匹のねずみたちが自分たちにぴったりのプレゼントを探して家の中をちょろちょろ。ピッタリのプレゼントは見つかったのかな?
『クリスマスのおかいもの』(ほるぷ出版/1500円+税)は、昨年イギリスで出版された新しい絵本です。クリスマスの買い物は、楽しいけれど大変! 小さな男の子のお気に入りのぬいぐるみがどこかへ行ってしまいました…。

『クリスマスの女の子』(徳間書店/1400円+税)は、以前福武書店(ベネッセ)で出た本の新装復刊です。お話は岩波書店の絵本『クリスマス人形のねがい』と同じですが、こちらは幼年童話の形になっています。絵本としては文字数が多くてちょっと読みにくいけれど、バーバラ・クーニーの美しい絵で物語世界を味わうもよし(この絵本は逆に大人にもオススメできます)、子どもが自分で読んで楽しめる徳間書店版をプレゼントされるもよし。ゴッデンの作品は幅広い年齢の方に自身をもってオススメできる、素敵な物語です。
★ナルニア国のクリスマスは11月1日からです。お楽しみに~。

『メリークリスマス 世界の子どものクリスマス』市川里美 画/R.B.ウィルソン文/さくまゆみこ訳/BL出版 1800円+税
『ぼくたちのプレゼントはどこ?』リチャード・スキャリー 作/木坂涼 訳/好学社 1400円+税
『クリスマスのおかいもの』ルー・ピーコック 文/ヘレン・スティーヴンズ 絵/こみやゆう 訳/ほるぷ出版 1500円+税
『クリスマスの女の子』ルーマー・ゴッデン 作/久慈美貴 訳/徳間書店 1400円+税
『クリスマス人形のねがい』ルーマー・ゴッデン 文/バーバラ・クーニー 絵/掛川恭子 訳/岩波書店 2000円+税