こちらの絵本が今日入荷したばかりのセンダックの絵本です。タイトルは『ぼくはきみで きみはぼく』、翻訳は江國香織さん。
この絵本、実はだいぶ前から洋書ではナルニア国に入っていて、絵がとてもかわいくてどんな絵本なのかすごく気になってはいました。しかし…いかんせん英語がよくわからない身としては、ルース・クラウスの詩的で簡潔なテキストを全く読み解くことができませんでした。誰かこの本を紹介してくれる人がいないものかと思い続けて早数年、なんと江國さんが翻訳をしてくださるとは!!センダックの描く子どもたちは、絵本の中からピョンと飛び出してきそうなほど生きがよく、クラウスの文は幼い子どもの心にぴったりきます。見て読んで繰り返し何度も楽しめるとてもすてきな絵本です。たくさんの人にこの絵本が読まれますように!
『ぼくはきみで きみはぼく』
ルース・クラウス文/モーリス・センダック絵/江國香織訳/偕成社 1000円+税