2018年の夏に『旅の絵本Ⅸ スイス編』のパネル展を行って大盛況だった安野光雅さん。新刊の『かんがえる子ども』が飛ぶように売れて92歳パワーを実感したところでしたが、何とその安野さんの展示会が再びナルニア国で開催されることになりました。今回は絵本ではなく物語の挿絵の世界をお楽しみいただきます。

これまでに刊行された古典名作は『小さな家のローラ』『赤毛のアン』『あしながおじさん』ーーそして、最新刊は『メアリ・ポピンズ』です。本来ならば月末に刊行される本なのですが、ナルニア国では展示会の初日に併せて特別に早く入れていただきました。どこよりも早く店頭に並んでいる『メアリ・ポピンズ』をお手にとってご覧ください。
★こちらの本もサイン本が入荷予定です(1月末予定)。安野光雅さんのサイン入り書籍をご希望の方は今しばらくお待ちくださいませ。

『メアリ・ポピンズ』はこれまで岩波書店の『風にのってきたメアリー・ポピンズ』(林容吉 訳/メアリ・シェパード 絵)で楽しんできた方が多いと思います。メアリ・シェパードは『クマのプーさん』の挿絵を描いたアーネスト・H・シェパードの娘できりりとした線画で描かれた物語世界は、不思議でちょっと辛口なところもある作品にぴったりです。安野さんの絵は色彩と軽やかさが特徴で、シェパードとは異なるメアリ・ポピンズを描き出しています。どちらがお好みか、ぜひ店頭でお手にとってご覧ください。安野さんの絵はナルニアホールでも展示中です(※原画ではなく複製画です)。本とは違って1枚の絵としてじっくりご覧いただけますので、彩り豊かな空想の世界をお楽しみください。
★今回は特別にホールの中も写真撮影OKですよ~。