ベスト👍  ノンフィクション
シリーズ「あしたのための本」全4巻
プランテルグループ 文
宇野和美 訳
『民主主義は誰のもの?』マルタ・ピナ 絵
『独裁政治とは?』ミケル・カサル 絵
『社会格差はどこから?』ジュアン・ネグレスコロール 絵
『女と男のちがいって?』ルシ・グティエレス 絵
あかね書房 刊 
2019年7月 発行
本体各1,800円+税
48ページ
対象:小学校高学年以上

時代をこえ、国をこえ、社会について子どもたちに問いかける。

第2次世界大戦後、1975年まで軍事独裁政権が続いたスペイン。初の民主的な選挙が行われたのと同じ1977年にこの本は出版されました。これから新しい国を作る意気込みと、その社会を担う子どもたちに託す思いがあふれた43年前の作品は、いまだ古びることなく私たちに大切なことを語りかけています。

『民主主義はだれのもの?』より―――「政治家たちが、誠実かどうか、ほんとうに民主的か、それとも、民主的なふりをしているだけかにも、人びとは気がつく。なぜって、ほんとうに民主的な人は、誰の意見にも耳をかたむけ、平等で、公平で、勝っても負けても、いさぎよく堂々としているはずだからだ。」

『独裁政治とは?』より―――「……それに、独裁者は、なかまには気前よく、賞をあたえたり、土地をプレゼントしたりする。ときには、自分のものではないものまで、あげてしまう。独裁者は法律であり(独裁者だけが、法律をつくる)、正義だから(独裁者の友だちだけが、裁判官になれる)、どうにでもなる。」

これらの文章を読んでみなさんは何を感じるでしょう。
「いまの世のなかは、ほんのひとにぎりの人にはよくても、不公平で、ときには、ざんこくなこと」に気づいたら、そこからが出発点です。「国はみんなのもの」で「みんながおなじ権利をもって」いて、「人はみな平等」なのだという基本に立ち返り、多くの人がそれぞれの幸せを見つけて生きられるような社会にするため、「みんなが、しっかりとすべてを見ていることもたいせつ」なことを思い出しましょう。 (か)

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