iwanamihukkan岩波書店・春の復刊は絵本3点と読み物1点です。『ワニのオーケストラ入門』(1700円+税)と『カエルのバレエ入門』(1600円+税)は、大真面目で専門的な解説を、なぜかワニやカエルが身をもって行うという、奇妙で愉快な絵本です。そういえば、バレリーナの足って、なんとなくカエルに似ているかも…と言ったら怒られそうですが、これでしっかりバレエの動きの基礎がわかります。ワニたちの楽器の紹介は、演奏者の個性と相まって可笑しさ倍増!楽器の特徴ばかりか、「こういう人っていそう…」という人物鑑定にもなり、クスッとおかしい大人の方にもおすすめの絵本です。
その他、アーサー・ランサムのロシアの昔話『空とぶ船と世界一のばか』(シュルヴィッツ絵/2000円+税)と、カニグズバーグの歴史小説『ジョコンダ夫人の肖像』(2100円+税)が刊行されています。
☆予告にあった『ヤギと少年』は、発売未定になりました。