昨年の「からすのパンやさん40周年」以降、怒涛のように新刊の刊行が続いている かこさとしさん。ナント今月は3点の新刊（＋1点の復刊）が出ました。といっても、だるまちゃんシリーズは過去に「月刊誌 こどものとも」として出ていますので、まったくの新刊というわけではないのですけれどね。
『未来のだるまちゃんたちへ』（文藝春秋／1450円＋税）と題されたこの本は、「88歳にして現役の絵本作家は、いま何を思うのか。迷い道の人生、絵本に込めた希望、尊敬してやまない子どもたち、そしてすべての親への応援歌。」といった内容です。ご自身の子どもの頃のことや、セツルメントでの経験、絵本作家としてこれからを生きる子どもたちに「これだけは言い遺しておきたい！」という思いの詰まった1冊を、ぜひ絵本に興味のある方だけでなく、子どもとかかわる人たちにも読んでいただきたいと思います。
黄色い本はかこさんの絵本とは別のもう一つのライフワークともいえる、伝承遊びを図解でまとめた好著『日本伝承のあそび読本』（福音館書店／1000円＋税）。ハンディで持ち歩きもしやすく、幼稚園・保育園の先生や、親御さんにも手軽にお使いいただけそう。手や体、頭を使って存分に遊ぶ経験を子どもたちにぜひたくさんさせてあげたい！と思います。
そして…ビッグニュース！かこさんのサイン本が2点入っています。それはこちら。
だるまちゃんえほんの最新刊のハードカバー版『だるまちゃんとやまんめちゃん』（福音館書店／800円＋税）が10冊、そしてかこさんといえば遊びの本（やまんめちゃんの中にもでてきますね）ですが、子どもたちが実際に読んで使える本の決定版！として出版された『かこさとし あそびずかん・なつのまき』（小峰書店／1500円＋税）が10冊です。どちらもこの流れるような「かこさとし～」のサインが入っています。御年88歳のサインは本当に貴重ですよ～。ご希望の方はどうぞお早めにご来店ください。かこさんのサイン本は、すぐになくなります！！
