斉藤洋さんの白狐魔記シリーズに7年ぶりの新刊です。前回は元禄時代ー赤穂浪士の討ち入りの頃ーで冒険をした白狐魔丸(しらこままる)でしたが、今回は130年ぶりに再び江戸を訪れます。時は天保時代、鼠小僧次郎吉や大塩平八郎と出会った白狐魔丸は、今度は何を思うのでしょうか……。歴史の教科書には描かれない人々の思いを物語として綴る人気シリーズは、子どもばかりか大人にもファンの多い作品です。待ち望まれた新刊は入口スグの所に既刊と並べて置いています。

『白狐魔記 天保の虹』斉藤洋作/偕成社 1500円+税