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2012年『松居直自伝』、2013年『松居直と「こどものとも」』と続いてきた、福音館書店相談役の松居直さんのお仕事を振り返るシリーズ“松居直の世界”(ミネルヴァ書房刊)の第3弾『翻訳絵本と海外児童文学との出会い』(2400円+税)が先ごろ出版され、シリーズが完結しました。今回は第1章「ISUMI会のこと」、第2章「海外の絵本を翻訳出版する」、第3章「子どもの本の編集から学ぶ」、第4章「子どもの本、世界へ」という内容です。今でも子どもたちに愛され、読まれ続けているたくさんの翻訳絵本を松居さんがどのような目をもって選ばれたのか、とても興味深く思われました。

松居さんのあとがきにある、「もっともっと、言葉を通して、人と人、人と自然のつながりを考えたり、生きるということを考えていかなければならないと思います」という言葉を、私たちはきちんと受け止めなければなりませんね!