先日、ナルニア国でご講演いただいたスペイン語圏の絵本・児童文学の翻訳家、宇野和美さんの最近の著作からご紹介します。この絵本『かぞくのヒミツ』は、宇野さんもイチオシの1冊。どんな秘密が隠されているのか、知りたい人はぜひ女の子と一緒に扉を開けてみてね!ちなみに、宇野さんからのメッセージは「これを読むと、子育て中のお母さんもほっとするのでは…」とのことでした。私は読んで思わず、女の子の想像力とお母さんの寝起きの様子に笑ってしまいました(って、ちょっとネタバレ)。でも、こんなことって日常にありますよねぇ。親子で笑って和む(にはちょっとシュールか!?)、楽しい絵本をどうぞ。
小さな出版社から出たマイナーな作家の絵本なので、なかなか目に触れる機会も少ないかもしれませんが、今ナルニア国では大売出し中!ぜひぜひご覧になってみてください。もう1冊の『ふたりは世界一!』(偕成社/1200円+税)も、小学校中学年向きの楽しい読み物です。
★『かぞくのヒミツ』 イソール作/宇野和美訳/エイアールデー 1500円+税