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10月19日(日)に開催される三宅興子先生の講演会は、『バーネット自伝』の出版記念講演会です。今ちょうどこの本を読んでいるところなのですが、バーネットがあまりにも子どもの頃のことをよく記憶していることに、本当に驚いてしまいます。石井桃子さんの『幼ものがたり』を読んだときにも、同じことでびっくりしましたが、やはり物書きになる人というのは凡人とは違うのだなぁ…とつくづく実感しました。出来事だけでなく、その時に自分がどう思ったのかということまで鮮明に覚えているというのは、本当に驚くべきことですね。
バーネットは小さい頃からお話を書いて周りの子どもたちに聞かせていたそうなのですが、大人になった自分がその時の物語を「今から思えばどうしようもない話だった」などと振りかえっているのも面白く、思わず笑いが込み上げてしまいました。また、アメリカへ渡ってからのバーネットが自然の中でどれほど生き生きと幼い自分を解放したかを記した後半では、子どもの成長において自然の果たす役割がどれほど重要か改めて感じました。

さてさて、このような豊かな子ども時代がバーネットの後の作品にどれほど影響を与えたか、今回の講演会は自伝翻訳者の三宅興子先生に直接お話を伺える貴重な機会です。まだお席に余裕がありますので、みなさまぜひご参加ください!お電話でのご予約を受け付け中です~!
電話:03-3563-0730(午前10時~午後8時)