物語の中に知らないおいしそうな食べ物が出てくると、なんだかワクワクしませんか? 物語の奥に隠されたイギリスの暮らしや伝統を紹介する美味しくて楽しい児童文学案内が出版されました。著者はハーブやお菓子の研究がご専門で児童文学にも造詣の深い北野佐久子さんです。
『物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』の中で紹介されているのは、児童文学ファンには馴染み深い11作品。でも「…その泥は、プラムケーキのにおいがするんだよ。」(「たのしい川べ」より)なんてせりふは、全然覚えていませんでした! 春の泥のにおいがプラムケーキのにおいだなんて、なんて不思議なたとえでしょう。これもイギリスの人びとの生活の中から出てきた表現なんですね~。
と、こんな風に今まで読み飛ばしていたところに新たな発見をもたらしてくれるユニークな児童文学案内です。これから作品を読む人も、これらの作品も読んだことがある人も、物語の楽しみが2倍にも3倍にもなる本書をぜひ!今なら著者の北野佐久子さんのサイン本も限定20冊でご用意しています。
※サイン本は数量限定につきお取り置きはいたしません。ご希望の方はお送りいたしますのでお気軽にお電話ください。

『物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』北野佐久子著/岩波書店 1800円+税