9月28日(土)から岩波ホールで公開されるアニメーション映画「エセルとアーネスト」の原作は、『ゆきだるま』や『さむがりやのサンタ』などの作品を描いたレイモンド・ブリッグスの絵本で、彼が自身の両親のことを描いた作品です。2007年に小学館から出版されましたが既に絶版となり、今回映画化のためにバベルプレスから新訳で改めて刊行の運びとなりました。版型は以前よりかなり大きく(A4)ソフトカバー版になっています。アニメーションの絵は原作よりもかわいらしい感じがします。
物語の時代は1928年~71年、二人の出会いから亡くなるまでの約40年間のロンドンが舞台。戦争を挟んで激動の時代を懸命に生きた庶民の暮らしが描かれます。ナルニア国では10月の中旬~下旬にかけて、店内で「エセルとアーネスト」パネル展も開催の予定です。映画は試写会を見た方によるとなかなかの出来だそうで評判も上々です(音楽も良いそうです!)。12月上旬まで上映されるそうなので、よかったらぜひ岩波ホールへ足をお運びください。ナルニア国でもレジ前のミニ平台で、原作本のご紹介をしています。


各界の著名人から寄せられたメッセージも掲示中!(末盛千枝子さん、石川直樹さん、林望さん、ピーター・バラカンさん……)