皆さんは「マビノギオン」をご存知ですか? ウェールズ地方の住人・カムリ人が語り継いだこの物語は、イギリスのファンタジー文学の源流であるとともに、ヨーロッパのロマンティク文学の源の一つと言われる壮大な作品です。この「マビノギオン」に魅せられ、ライフワークとして40年以上に渡り研究を続けられてきた中野節子さん(大妻女子大学短期大学名誉教授)が、このたび『魅惑の国ウェールズの華 「マビノギオン」を読む』を上梓されました。ナルニア国では出版を記念して1月20日(土)に講演会を開催します。『マビノギオン』の背景を知ることは、優れた物語に共通する確かな根を感じていただくきっかけになるはずです。ファンタジーや児童文学に関心のある方だけでなく、幅広い皆さまのご参加をお待ちしています!

中野節子氏講演会“「マビノギオン」に魅せられて”
~2018年1月のブックトークの会・本の魅力を語る~
日時:2018年1月20日(土) 午後2時~3時半
会場:教文館6階 ナルニアホール
定員:40名
参加費:1000円 ※当日受付でお支払いください。
★受付開始は1月4日(木)午前10時~、お電話にて。(03-3563-0730)

『魅惑の国ウェールズの華 「マビノギオン」を読む』中野節子・著/JULA出版局 3500円+税
【関連図書】
『マビノギオン 中世ウェールズ幻想物語集』中野節子・訳/徳岡久生・協力/JULA出版局 3500円+税
→日本初の完訳本!
『マビノギオンの世界 ウェールズに物語の背景をたずねて』加藤忠興・写真/加藤公恵・紀行文/中野節子・物語解説/JULA出版局 3800円+税
→物語の舞台がわかる美しい写真集