1966年に学研から出て、今では幻となっていたケネス・グレアムの『おひとよしのりゅう』の復刊! この情報を東京子ども図書館の季刊誌「こどもとしょかん」で知った私たちは、ナルニア国でもぜひ扱いたいと版元にお願いをして、今回特別に入れていただくことができました~。
ケネス・グレアムで石井桃子訳(ちなみに挿絵は『ホビットの冒険』の寺島竜一)となれば、今まで知らなかった人もぜひ読んでみたいと思われるのでは? 先日、この本が入った日に偶然ご来店になっていたお客様が「子どもの頃に大好きだった本」といって、早速買い求めてくださいました。
竜といえば凶暴なもの、騎士は悪い竜を退治するものーーそんな当たり前の前提を覆す少年と竜の友情の物語。久しぶりの復刊で、子どもたちにこの愉快で素敵なお話を届けられることになったのは本当に嬉しいことです。

『おひとよしのりゅう』ケネス・グレーアム作/石井桃子訳/学研 1200円+税
※こちらの書籍は一般流通はしていません。東京子ども図書館とナルニア国でのみ販売しています。
※復刊にあたり「おひとよしのりゅう」1話のみの掲載となりました。

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