2月初日に、こんなかわいい2冊の新刊が出ました!1冊は、アリソン・アトリーの新刊『おめでたこぶた その1~四ひきのこぶたとアナグマのお話』(福音館書店)です。アトリーのこぶたの本は以前、童心社から『サム・ピッグだいかつやく』『サム・ピッグおおそうどう』の2冊が出ていましたが、どちらも現在では入手不可になっています。それが今回新しい形で出版されたというのはとても嬉しいことです。「その1」とあるからには、その2、その3…と続いていくのでしょう。アトリーはこぶたのサムのお話を113篇も残しているそうですから(この本の中には6編が紹介されています)、まだまだ私たちの知らない楽しいお話がたくさんあるに違いありません。ぜひ続刊を楽しみに待ちたいと思います。そして2冊目は、ロフティングのダブスおばあさんシリーズの第2弾『トミーとティリーとダブスおばあさん』(集英社)です。前作の『ダブスおばあさんと三匹のおはなし』は、違う画家で岩波の子どもの本シリーズからもで出ていましたが、今回この作品は本当の初邦訳です。前の本では本当に頼りなかったブタのピンクが大活躍!またしても家をなくしてしまったダブスおばあさんのために、一生懸命知恵を尽くします。そういえば、この2人ともイギリスの作家ですね。イギリス人とブタ…何か特別な絆があるのでしょうか?(笑)
※『トミーとティリーとダブスおばあさん』を翻訳した南條竹則さんの講演会「ドリトル先生と私の幼い頃」は、3/3開催で現在参加申込みを受付中です。詳しくはtel:03-3563-0730までお問い合わせください。