皆さんは、宮崎にある“木城えほんの郷”をご存知でしょうか。とてもユニークな取り組みで子どもと自然と本を繋げる活動を20年以上続けているところで、今年ナルニア国でも行った“ばーじにあ・りー・ばーとん展”を九州の地で開催されたのも、この“木城えほんの郷”でした。木城えほんの郷は2016年に20周年を迎えられ、その記念として松岡享子さんをお招きした講演会(ロングインタビュー)を行われたそうで、それがこの度ブックレットとして出版されました。
子どもたちの(大人もそうでしょうが)言葉が弱くなっているのは、体を使った実際の体験が少なくなっていることに原因があるのではないかーー「実のある言葉を子どもたちの体に入れていくことが大切だ」という指摘は、便利な生活を享受している自分の中に、十分に根のある言葉が育っているかどうか不安に思う大人にとっても、痛いものではないでしょうか。都会で日々の生活を送る私がどうやって子どもたちに語りかける言葉に「実」を入れるか、この講演録を読んで宿題を与えられたような気がしました。
『松岡享子ロングインタビュー 子どもたちの心に届ける自然・ことば・あそび』(木城えほんの郷/1000円+税)は現在重版中で月末までには再入荷の予定です。ご予約も承りますので、ご希望の方はお電話くださいませ(03-3563-0730/10時~20時)
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