2012年からミネルヴァ書房で刊行された「シリーズ・松居直の世界」の別巻として出版される予定だった「藤本朝巳の松居直論(仮題)」が、今年教文館から出版の運びとなりました!『松居直の絵本づくり』(藤本朝巳著/1800円+税)です。福音館書店の名編集者として、たくさんの名作を生みだしてきた松居直氏の仕事を、児童文学研究者でフェリス女学院大学の藤本朝巳さんがまとめられました。松居さんが編集され、今も読み継がれている絵本作品(『ぞうくんのさんぽ』『ちいさなねこ』など)や、松居さんと一緒に絵本を作ってこられた人びと(瀬田貞二、赤羽末吉など)に触れています。絵本とは何か、絵本を作るとはどういうことかを、松居さんのお仕事を通して私たちもまっすぐに向き合ってみたいものです。