umebosisanお茶碗に山と盛られたご飯の上に、元気に立ち上がったうめぼしさん。ピンクのお顔がこちらを向いて「みんな元気~?」と聞いているように見えます。こちらは今日入荷した絵本『うめぼしさん』(かんざわとしこ・文/ましませつこ・絵/こぐま社/1200円+税)です。この絵本は同じ作者による紙芝居を基に作られたものだそうですが、絵はましませつこさんが今回全面的に描き直されました。
おにぎりやお弁当、日本の食卓には欠かせない梅干がどうやってできるのかを描いた本――というと、まるで科学の本のようですが、そんな硬い本ではありません。かんざわさんの歌うようにリズミカルな言葉と、ましまさんの優しく美しい色遣いの絵には「うめぼしさん」への愛情が溢れています。ぜひ幼稚園や保育園、もちろんお家で小さいお子さんと楽しんでください。
あぁ、この本を見ていたら“うめぼしさん”入りのおにぎりが食べたくなってしまった!!