今年はクリスマスの新刊がいつもより少なめのような気がしますが、先日素敵な本が入荷しました。写真の『テオのふしぎなクリスマス』です。(作者はキャサリン・ランデルで、先日『オオカミを森へ』という作品が翻訳紹介されたばかり、どうやら今注目の作家のようです。)この本は装丁がとてもキレイ! 表紙もクリスマスらしく金が使われているのですが、カバーを取ると……
白地に金の箔押しで一面飾られた、とても美しい表紙が出てきます。今時珍しいほどの丁寧で豪華な作りにビックリ!
クリスマスイブの夜に留守番をしていたテオが、ダンボールから古ぼけたクリスマス飾りを出してきてツリーに飾ると、人形たちはたちまち命を持って動き出し…。エミリー・サットンの華やかな絵が、クリスマスイブに起こった不思議な冒険を彩ります。プレゼントにもふさわしい素敵な作品です。
『テオのふしぎなクリスマス』キャサリン・ランデル文/エミリー・サットン絵/越智典子訳/ゴブリン書房 1500円+税