7月に刊行された岩波少年文庫の『おとうさんとぼく』は、今年の“岩波少年文庫夏のフェア”のプレゼント商品=特製マスキングテープの絵柄に選ばれていたので、ナルニア国では夏中特集を組んでご紹介し、たくさんの方にお求めいただきました! 社会風刺も盛んに行っていた作者プラウエンが、戦争が迫る息苦しい時代に“真に人間的なもの”をこの漫画を通して示したことは、とても大きかったと思います。その仕事と作品を過去のものとせず、今私たちが学ぶべきものとして取り上げようという展覧会が「今こそ『おとうさんとぼく』展」です。南青山のDEES’ HALLで、10月12日(金)~14日(日)の3日間開催され、13日(土)14時からは作家の那須田淳さんが“エーリッヒ・オーザーとその時代”というお話もなさるそうです。興味のある方はぜひお問い合わせを! 期間が短いのでどうぞお見逃しのないようになさってください。(時間:11時~19時/入場料:500円)
※ちなみに、ナルニア国では引き続きマスキングテーププレゼント帯を『おとうさんとぼく』に付けています。応募締め切りは10月末日(当日消印有効)ですから、今から買ってもまだ間に合いますよ!

『おとうさんとぼく』e.o.プラウエン作/岩波少年文庫 760円+税