かこさとしさんが残した唯一のクリスマス絵本『サン・サン・サンタのひみつきち』が数十年ぶり(?)に復活しました。北極の氷の下に秘密の工場があって、そこでは白い服を着た人たちが、世界中から集められたガラクタから素敵なおもちゃをつくっているのです。そして12月24日の夜の12時にトナカイ型のトラックロケットがこの秘密基地から世界中に飛び立って行きます。ここはサンタさんのおもちゃ製造工場だったのです! なんともかこさんらしいお話に読むと心がワクワクします。今年は残念ながらあまりオススメしたいクリスマスの新刊がなかったので、この復刊は新しい本をお探しの方にぜひおすすめしたいです。

『サン・サン・サンタのひみつきち』かこさとし 白泉社/1300円+税
→1986年に偕成社から出た本を再編集の上、復刊したものです。