1ページから数ページの短い物語に美しい絵が添えられた画集のような本『言葉の色彩と魔法』は、本という存在の魅力が最初から最後まで見事に詰まった1冊です。文字を読むだけですむ実用書なら電子書籍でも十分かもしれませんが、こうして手に取りページをめくることが喜びとなるような本こそ、モノとしての本の有り様を改めて読者に感じさせてくれるのではないでしょうか。今月末に開かれる松永美穂さんの講演会に向けて、ナルニア国の平台の1つを『言葉の色彩と魔法』&シャミの作品コーナーに作り替えました。どうぞお手に取ってご覧ください。

版元の西村書店さんが、本の中から美しい挿絵を何点かパネルにしてくれました。児童文学から壮大な歴史小説まで30年に渡って執筆を続けているシャミの物語の魅力を、翻訳者の松永美穂さんを指南役にご一緒に味わいましょう。

●「未来の本(30p-)」は、この国最高のコンピューター技術者が夢想する魔法の機械=未来の本の話。でも読書好きなら、彼が滔々と語る“未来の本”をすでに自分が持っていることはすぐに気がつくはず!このオチに私も一緒に「フフン」と笑ってしまいました。

松永美穂氏講演会“言葉の魔法使い ラフィク・シャミ”
日時:2019年10月31日(木)午後6時~7時半
会場:教文館6階ナルニア国店内
定員:60名
参加費:1000円 ※現金のみ、当日受付でお支払いください。
【申し込み方法】参加ご希望の方はお電話でご連絡ください(03-3563-0730:10時~20時)