4月5日(日)にナルニア国でご講演いただいた安井清子さんのご著書に、サインをいただきました。さらりとした肩に力の入らない優しい文字に、お人柄を感じます…。
『ラオス 山の村に図書館ができた』(福音館書店/1500円+税)刊行記念講演会は、当日まで「参加したい!」という熱烈なお電話がかかってくるほどの人気でした。残念ながら会場が狭いため、定員以上のご希望はお断りせざるを得ず、本当に申し訳ありませんでした。参加できなかった方は、ぜひサイン本をお求めください!限定5冊ですが、ナルニア国に今ご用意があります。
安井さんのお話を伺って色々と考えさせられることは多かったのですが、絵本が子どもたちに与える影響とその役割については目からうろこ!のお話もいっぱいでした。電気もガスも水道も通っていないラオスの村(今は電気も通っています)の子どもも、都会のマンションで暮らす日本の子どもも、生活環境の違いはあっても「今自分のいる場所」しか知らないという意味では一緒です。そういう子どもたちが絵本に出会うことで自分の世界を広げていく―本の存在の意味が、安井さんのお話から少し見えた気がしました。
ちなみにこの絵本『ラーシアのみずくみ』(安井清子・文/砂山恵美子・絵/こぐま社/1300円+税)は、安井さんが図書館を作ったラオスのゲオバトゥ村が舞台のお話。ラーシアくんも本当にいる男の子なんですって、知ってました?残念ながらこちらの絵本はもうじき品切れになってしまうそうです。気になる方は、今のうちに見ておいてね!