昨年、岩波少年文庫70周年で記念復刊となった5点には、おしゃれなデザインのキラキラするカバーが付いていました。これがとても好評だったそうで、71周年目の今年も同じく特製カバー付きの復刊が2点決まりました。書目は先日お知らせした通り、10月に『西風のくれた鍵』、11月に『牛追いの冬』(合わせて『小さい牛追い』も特製カバー付き)が出版されます。こちらの写真の本が10月に復刊になった『西風のくれた鍵』です。通常カバーの表紙画は太田大八さんですが、特製カバーには挿絵を描いたアイリーン・ホーキンスの「妖精の花嫁ポリー」の絵が採用されました。ダートムアの景観はアトリーの不思議な妖精物語の世界を感じさせる素敵な表紙ですよ~。

昨年の復刊はピアスの『真夜中のパーティ』が特製カバー付きが終了、アトリーの『農場にくらして』は完売して品切れとなりました(涙)。現在、特製カバー付きで入手可能なのはシンガーの『お話を運んだ馬』、ノートンの『空とぶベッドと魔法のほうき』、中国の昔話『けものたちのないしょ話』の3点のみです。迷われていた方はもうあまり時間がありませんよ~。急ぎ購入をご検討くださいマセ!

ナルニア国オリジナル企画の“岩波少年文庫創刊70周年記念スタンプラリー”は現在も継続中です。バートンの「ちいさいおうち」ミニカードセットと、70周年記念ロゴの入った手作りのブックカバーをセットでプレゼント中(スタンプを10個ためた方=少年文庫を10冊お買い求めくださった方)。期間は2021年12月までとしていたところを2021年度まで継続して2022年3月までといたします。スタンプカードをお持ちの方は捨てずにぜひご参加ください。

岩波少年文庫70周年記念復刊・特製カバー付き
2021年10月の復刊『西風のくれた鍵』アリソン・アトリー作/石井桃子・中川李枝子訳/748円(税込)
2020年の復刊
『お話を運んだ馬』I.B.シンガー作/工藤幸雄 訳/748円(税込)
『空とぶベッドと魔法のほうき』メアリー・ノートン作/猪熊葉子 訳/880円(税込)
『けものたちのないしょ話 中国民話選』君島久子 編訳/836円(税込)

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