衆議院が解散しました。10月22日には選挙が行われます。選挙なんて面倒くさいなぁ、どうせ投票したって何にも変わらないし……と思った方に、こんな本はどうでしょう?
かこさとしさんが民主主義についてとても分かりやすく書いた『おとなのとうひょう こどものせんきょ』ーこれを読むと「民主主義は単純な多数決ではない(いけない)」ことがよくわかります。池上彰さんの『あした選挙へいくまえに』を読むと、選挙権を持っていることの意味と大きな可能性が感じられます。「私の一票で世の中を変えられる」と勇気付けられる1冊です。斉藤美奈子さんの『学校が教えないほんとうの政治の話』では、政治を「つまらない・わからない・関係ない」と思っていた理由が分かります。政治に関心を持つことは面白くてカッコイイことなんです。
物語にもこんな本を発見! まらは三桃さんの『三島由宇、当選確実!』はひょんなことからおじいちゃんの選挙戦を手伝うことになった小学5年生の女の子のお話。選挙の仕組み(どうしてあんなに名前を連呼するのかとか…)や政治家の役割が、お話を通して分かります。ポール・ギャリコの『ハリスおばさん国会へ行く』は、ロンドンで家政婦をしているハリスおばさんが国会議員になる話。正義感溢れるアダ・ハリスの演説が古だぬきの国会議員たちの心を打つシーンは秀逸です。ぜひ大人に読んでほしい!
さぁ、楽しい色々な本を読んで、あなたも10月22日の選挙に備えましょう~。
『こどものとうひょう おとなのせんきょ』かこさとし作・絵/復刊ドットコム 1600円+税
『あした選挙へ行くまえに』池上彰著/河出書房新社 1200円+税
『学校が教えないほんとうの政治の話』斎藤美奈子著/ちくまプリマー新書 820円+税
『三島由宇、当選確実!』まはら三桃著/講談社 1400円+税
『ハリスおばさん 国会へ行く』ポール・ギャリコ著/復刊ドットコム 2500円+税