珍しいチリの作家の絵本です。その上ピクトグラム(ことばを絵で表現するもの)付き絵本という二重の珍しさ!実はこの作品、作者のマリアさんが自閉症の男の子マヌエルくんと知り合ったことからできた絵本なのです。マヌエルくんは線が大好きで、何かを見るときにはいつも最初に線を見つけるのですって。なのでこの絵本も、もしかしたら線が主人公…!? 最初から最後まで線をたどっていく絵本になっています。こんな風に世界を感じている子もいるんだなぁと、不思議な気持ちになりました。
この絵本の作者マリア・ホセ・フェラーダさんとパトリシオ・メナさんが9月に来日され、ナルニア国でもお話をしてくださいます。絵本についているピクトグラムを監修した先生と3人のトークです。皆さまのご参加をお待ちしています!

『いっぽんのせんとマヌエル』マリア・ホセ・フェラーダ文/パトリシオ・メナ絵/星野由美訳/偕成社 8月28日発売予定 1300円+税

★講演会の詳細はナルニア国のイベントカレンダーをご覧ください。