人類の進歩に様々な分野で貢献した古今東西の科学者41人の優れた業績をコンパクトにまとめた、かこさとしさんの伝記集『科学者の目』が新版になって登場です! ナルニア国のスタッフもフォア文庫でしか見たことがありませんでしたし、それも品切れになってしまい残念に思っていたので、この復刊はとても嬉しい~。
知っている名前と同じくら初めて聞く名前もあります。科学は両刃の剣であることを、ご自身科学者であったかこさんはよくご存知でした。「真の科学者とはどうあるべきか」それを子どもたちにも分かるように書かれたのがこの本です。1人につき3~5ページというコンパクトさは、短編集を読むような感覚で手に取りやすいと思います。物語が苦手で科学が好きな子にオススメしてみてはいかがでしょうか?

『新版 科学者の目』かこさとし 文と絵/童心社 1400円+税
★8月1日からはかこさとしさんの最後の絵本『みずとはなんじゃ?』の原画展が始まります。会期中にはかこさとしさんのご長女・鈴木万里さんと、絵を描かれた鈴木まもるさんの対談講演会も予定されています! どうぞお楽しみに~。