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先日ご紹介した、自民党の発表している日本国憲法改憲草案をわかりやすく解説した『あたらしい憲法草案のはなし』(太郎次郎社エディタス/741円+税)は、まだ出版されて10日あまりですが、既に4刷となっているそうです。この内容を知っておきたいという人が、たくさんいるということなのですね。この本が基にしているのは、1947年文部省が発行した中学1年用の社会科の教科書「あたらしい憲法のはなし」だということは、ご存知の方も多いことでしょう。憲法そのものは難しい言葉で書かれていて子どもが理解するのは難しいので、それをやさしく書き直したのが「あたらしい憲法のはなし」なのです。教科書としてはずっと昔に廃版になってしまいましたが、今は写真の小さな本になって復刊され、私たちも読むことができます。やさしい言葉で書かれているだけに、素直に心に響く力を持っています。ぜひ『あたらしい憲法草案のはなし』と合わせて、69年前に出された『あたらしい憲法のはなし』を読んでみてください!戦後すぐ、理想に燃えた大人が子どもたちに語りかけた熱い思いが、皆さんにも伝わるはずです。

『あたらしい憲法草案のはなし』自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合・著/太郎次郎社エディタス 741円+税
『復刊 あたらしい憲法のはなし 小さな学問の書②』童話屋編集部・編/童話屋 286円+税

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