onneri2nd
子どもの日常を描いた名作はいくつもありますが、このフィンランドの作家マリヤッタ・クレンニエミが書いた『オンネリとアンネリのおうち』は、3度も出版社を変えて出されるほど「このお話が好きだった!」という人の多い作品です。お話の細かいところは忘れてしまっても、この二人の女の子が過ごしている時間の幸福感は読者の心に深く残るのでしょうね。
さて、最初のお話は夏のお話でしたが、この度続編(冬のお話)が出版されました。「オンネリとアンネリのお話に続きがあったんだ~」というこの驚きと嬉しさ!『オンネリとアンネリのふゆ』を子どもたちに、そして昔この二人に出会っていた大人の人にも楽しんでもらいたいと願っています。

『オンネリとアンネリのふゆ』マリヤッタ・クレンニエミ作/マイヤ・カルマ絵/渡部翠訳/福音館書店 1600円+税