1月に入ってから出た中から、オススメの本をご紹介します。ナルニア国の新刊案内メールマガジンをお取りの方は、既にご案内が行った本もあるかもしれませんが、表紙を見るとまた違うでしょ?(買いたい気持ちになる…といいなぁ)
まずは昨年秋に第1巻が出た、新装版の「黒ネコジェニーのおはなし」の第2巻、『ジェニーのぼうけん』。ここには今回初めて紹介されるお話も入っています。「ジェニーが月夜にぼうけんするはなし」と「ジェニーがマフラーをぬすまれたはなし」の2話が収録。第3巻『ジェニーときょうだい』は3月に刊行予定です。そして、『百まいのドレス』のスロボドキンの幼年童話を、ゲド戦記の清水真砂子さんが翻訳した『ピーター・サンドさんのねこ』。黄色い表紙がとってもかわいい(そしてお話の内容もとてもステキ)な1冊です。さらに、完結したのでこれ以上作品は出ないだろうと勝手に思い込んでいた、上橋菜穂子さんの守り人シリーズから、外伝『炎路を行く者』が出ました。本当に嬉しい驚きです!バルサとヒュウゴの若かりし頃を描いた作品で、これを読んだらまた守り人全巻が読み直したくなってしまいます。最後に、昨年秋に出版が予定されていて4ヶ月もずれ込んでしまったけれどとうとう出ました『松居直自伝』。松居さんの来し方はそのまま日本の絵本出版の歴史でもあります。とっても読み易い1冊なので、これは必読ですよ!