皆さん、4月7日から渋谷の松濤美術館で開かれている“チャペック兄弟と子どもの世界”展はご存知でしょうか? 兄のヨゼフの書いた『こいぬとこねこのおかしな話』や、弟のカレルが書いた『長い長いお医者さんの話』(いずれも岩波少年文庫で読めます。イラストはどちらも兄のヨゼフ)などの作品は、今なお子どもたちによく読まれています。このような子どもを楽しませる愉快なお話から社会に対する厳しい批評まで、二人の残した作品は色あせることなく多くの人々を惹きつけています。チャペック兄弟の生涯と仕事について紹介する展覧会、これは行っておかなければもったいないものです!

展覧会場には画家であるヨゼフの作品も展示されているそうです。本の挿絵ではないヨゼフの絵を見られるのも、貴重な機会ですね。会期中にはいくつかイベントも開催されるようですので、興味のある方はぜひ松濤美術館のホームページをご覧くださいませ。

“チャペック兄弟と子どもの世界 20世紀はじめ、チェコのマルチアーティスト”
会場:渋谷区立松濤美術館
会期:~5月27日(日)
開館時間:午前10時~午後6時
入館料:一般1000円 他