『宮沢賢治 詩の世界 心象スケッチを旅する』
『宮沢賢治 詩の世界 心象スケッチを旅する』(別冊太陽 日本のこころ333)
平凡社 刊
2026年6月25日 発行
147ページ
2640円(税込)
分類:詩
対象:中学生から
生誕130年記念ーー代表的な35篇とともに難解と思われがちな賢治の詩の世界に迫る!
「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」などの作品で知られる宮沢賢治。なんと生誕130年だそうです。
生前に刊行された唯一の詩集『春と修羅』を中心に35篇を紹介しています。
巻頭グラビアをはじめ、写真が豊富です。こんな風景を賢治は見ていたのかも、と思うと詩の世界へ入りやすくなるかもしれないですね。
若松英輔による評伝は読み応えたっぷり!
個人的に気に入ったのは森雅之の「小岩井農場(抄)」と小林賢太郎のエッセイ「宮沢賢治をなぞる」です。森雅之の絵と賢治の相性っていいんだな、と思いました。世界観がいい。
小林賢太郎の文章に書かれている演劇(『うるう』)を友人に誘われて観たことがあったので、文章に親近感がわきました。
「心象スケッチ」と賢治が呼んだ口語自由詩の世界をたっぷり味わう1冊。自由に読んでいい詩の世界だけど、解説があることで苦手意識がある人にも手にしやすくなっていると思います。 (す)
