『掛川花鳥園 鳥の事件簿』

『掛川花鳥園 鳥の事件簿』
掛川花鳥園 著
多賀悠斐 漫画
文一総合出版 刊
2026年6月11日 発行
1760円(税込)
136ページ
分類:ノンフィクション
対象:中学生から

掛川花鳥園の毎日は事件がいっぱい!?

掛川花鳥園は、静岡県掛川市に2003年9月オープンした「花と鳥のテーマパーク」だそうです。わたしは本書を手にするまで、この施設を知らなかったのですが、皆さん、ご存じですか?
10万平米の敷地に大型の温室を備えて、約100種類600羽の鳥類と、約100種2000鉢の植物を飼育・栽培しているんだとか。じっくり見て回ったら、とても1日では見切れなさそうです。

さて本書はその掛川花鳥園にいる鳥たちを紹介し、日々の珍事件をルポした1冊です。
解説文は、なんとも愛に満ち満ちており、可笑しみにもあふれています。読みながら思わずニヤニヤしちゃうほど。鳥たちの写真も園で撮られたものなので、気に入った個体があれば会いに行ける! それも楽しみになりそうです。

鳥の事件簿のひとつめに書かれている「動かないで! ふたば!」は、動かない鳥、として最近大注目されているハシビロコウが主人公。このハシビロコウのふたば、なんともよく動くのだそう! テレビの撮影が入ったときも「3分間動かないハシビロコウを撮りたい」とのリクエストに担当者は気楽に構えていたそうなのですが、実際、撮影が始まると…ふたばが動く! 首を動かし、歩き、羽づくろいをして、水を飲み、あちこちを見渡す。なんと10時に始まった撮影は閉園の16時半まで粘ったそうですが、「3分間動かないふたば」は撮れなかったんだって。ハハハ、そんなことあるんですね~(笑)。
その他にも人の好みが激しい鳥や、華麗なキックをする鳥(ショーになっているとか)など、毎日世話をしているからこその発見(珍事件)があるのだと思いました。

鳥に限らず、生きものが好きな人はツボにはまるんじゃないかな。でも、あまり興味のない人も手にしてみてほしいです。興味をもつきっかけが散らばっているはずですから!

掛川花鳥園に行ってみたくなりました。行く機会、あるかな~? (す)