【たくさんのふしぎ40th】🤔『虫の生きかたガイド』
【たくさんのふしぎ40th】🤔(1997年4月号)
『虫の生きかたガイド』
澤口たまみ 文
あべ弘士 絵
福音館書店 刊
2025年4月5日 発行
1430円(税込)
40ページ
地球は、虫の惑星!?
熱帯のジャングルや砂漠、南極の氷原など、虫たちは地球上の至るところにすんでいます。これまでに見つかっている昆虫の種類は100万種をこえており、地球は「虫の惑星」とよばれることもあるそう。
森や野原、土、水中、ヒトの家の中にもすんでいる虫は、いちばん身近な野生動物。意識して見渡すと、ここにも、あそこにも、虫がいることに気が付きます。家で遭遇することも、多いのでは。猫と住んでいたら、猫の視線の先に、虫がいたなんてこともよくあります。 「虫の惑星」とよばれるほど目にする機会が多い虫のことを、あなたはどのくらい知っていますか?本書を開けば、虫に関する知識が次々と蓄積されるので、子どもたちに「何で?」「どうして?」と尋ねられた時、大活躍することでしょう。
ここで、クイズです。「虫たちは一生のうちに何回か皮をとりかえますが、カイコは何回脱皮をするでしょう?」ーー答えは4回。脱皮を繰り返すことで、カイコは生まれたときより長さにして25倍、体重にすると1万倍も大きくなります。カマキリやバッタも、複数回の脱皮をして大きくなるそうです。そして、いちばん最後に行われる脱皮によって、小さな芽のような形をしていた はね が広がり、立派な はね をもった成虫になります。はねは、大人になったしるしなのです。
ちなみに、動物の中でいちばんはじめにはねをもったのは虫だそう。驚くべきことに、虫は鳥よりもはるかに昔から、空を飛んでいたのです。虫を見かけたら、はねに注目してみましょう。
虫と人間には、大きなちがいがあります。それは、虫は、まわりの環境に合わせて自分たちを変えてきたのに対し、人間はまわりの環境を自分たちの都合のいいように変えてきたというちがいです。一方で、虫と人間には、ある「大切な共通点」があります。それはいったい何でしょうか? 地球上に住むすべての人に、虫たちからのメッセージを受けとってほしいです。
本書は、自然科学の楽しさを子どもに伝えようと、「たくさんのふしぎ」創刊40周年を記念して限定出版された8冊のうちの1冊です。(み)
