少年文庫復刊!『お静かに、父が昼寝しております』
ナルニア国でも大変お問い合わせの多かった岩波少年文庫の1冊がめでたく復刊になりました\(^o^)/
『お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話』です。世界中に散らばったユダヤの人たちが、それぞれのコミュニティで大切に語り継いできた民話の数々には、厳しい歴史を乗り越えてきた人たちの逞しさや知恵、ユーモアがたっぷりと詰まっていて、読みながら笑ったり、頷いたりと忙しい! でも本当に面白い物語集です。編訳者は日本におけるヘブライ文学翻訳の第一人者である母袋夏生さん、イラストは出久根育さんという贅沢な本作りで、他にない魅力的な民話集となっています。
この民話集の中の「砂漠のナツメヤシ」という1篇をストーリーテリングで聞いたことがあります。黙読していた時には読み飛ばしてしまうくらいの短いお話だったのに、声に出して語られたことで、このお話の持つ「祈り」や「願い」の美しさが心に直接響いてきて、思わず涙がこぼれてしまいました。復刊されたことでもう一度、このお話に出会うことができて、本当に嬉しいです。
ぜひ多くの方が手に取ってくださいますように!
『お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話』母袋夏生 編訳/出久根育 絵/岩波少年文庫 1,188円(税込)
