出版部の刊行物
ロシア中世教会史
5,500円 税込 (本体価格:5,000円)
出版社:教文館
判型:A5判
頁数:388
ISBN:978-4-7642-7412-9
発売年月:
内容詳細
大国ロシアの宗教文化と政治風土は、どのようにはぐくまれたのか
9世紀半ばキエフ・ルーシ時代のキリスト教受容から、1448年に教会がコンスタンティノープル総主教座を離れ、ロシア正教会として自立するまでを描く。
さまざまな年代記を渉猟し、ロシア・キリスト教萌芽の時代を碩学が読み解く貴重な通史。
今日のロシアとウクライナの政治衝突も、この時代に端を発していることがわかる!
✥目次より✥
第Ⅰ部
第1章 1240年までのキエフ国家史の概観
第2章 キエフのキリスト教の始まり
第3章 ウラジーミルとその臣下の受洗
第4章 ロシア教会の組織
第5章 宗教活動と修道制
第6章 キリスト教化の過程
第7章 正教とラテン
第8章 キエフ時代のロシアにおけるキリスト教の著述
第9章 教会の政治介入
第Ⅱ部
第10章 モンゴル治下のロシア――政治的概観
第11章 ロシアの府主教たち――キリル2世からアレクシーまで
第12章 府主教キプリアン
第13章 府主教フォーチー
第14章 府主教ヨナとイシドール、フィレンツェ会議
第15章 1238-1448年のロシア教会とモンゴル
第16章 教会と修道院の土地所有
第17章 政治と教会
✦著者 ジョン・フェンネル(John Lister Illingworth Fennell)
1918年英国生まれ。ロシア中世史(専門はイヴァン3世と15世紀ロシア)、ロシア文学(叙事詩・年代記)研究者。東洋研究の盛んなケンブリッジ、ノッティンガム大学を経て、1956-85年オクスフォード大学で教える。オクスフォード大学ニューカレッジ名誉教授。1992年死去。
著書Ivan the Great of Moscow, Macmillan, 1959. The Emargence of Moscow,1304-1359, University of California Press,1968. The Crisis of Medieval Russia,1200-1304,Longman, 1983ほか。
✦訳者 宮野裕(みやの・ゆたか)
1972年東京生まれ。筑波大学卒業、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程西洋史学専攻を経て、 1999-2009年北海道大学大学院文学研究科歴史地域文化学専攻(西洋史学)助手・助教。文学博士(2006年、北海道大学)。現在、岐阜聖徳学園大学教育学部准教授。
著書『ロシア統一国家の形成と「正統と異端」の相克』(風行社、2009年)、『ロシア史研究案内』(共著・ロシア史研究会編、彩流社、2012年)、深沢克己編『ユーラシア諸宗教間の受容と排除をめぐる比較史論』(勉誠出版、2010年)など。
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