出版部の刊行物
わたしたちはどんな医療が欲しいのか?
人間中心医療を取り戻すための提言とその理由
2,860円 税込 (本体価格:2,600円)
出版社:教文館
判型:四六判
頁数:346
ISBN:978-4-7642-6743-5
発売年月:
内容詳細
「すべての医療関係者に届けたい提言」
髙久史麿氏(公益財団法人 地域医療振興協会会長・日本医学会前会長)推薦!
問題山積する現場で35年のキャリアを重ねたドイツ人医師が発信する〈現代医療の問題点と解決の道〉。
救急医療の現場での患者さんの日常生活と、著者自らが患者として経験したことに基づいて、現代医療の問題点を明らかにし、失われた医師と患者の関係を再構築するにはどうすればよいか、患者さんへの思い遣りのある未来の医療への道筋を提示する。
医師は患者さんに共感して、患者さんの期待する治療ができているのだろうか?
医師や病院は医療ミスに対する感受性を失っていないだろうか?
病院経営と天秤にかけて、患者さんを区別していないだろうか?
話しを聞く時間、手術について詳しく説明する時間、不安と恐れを克服する時間、重症の患者さんを励ましたり慰めたりする時間、――。
こうした時間的余裕よりも、経済効率や科学の発展を優先させたことで、現代医療が失ったのは〈人間性〉ではないだろうか?
【目次より】
第1章 「もう一人でやって行けるでしょう!」
第2章 「独自の道を切り開く勇気」
第3章 わたしは「君」になれる?
第4章 患者は顧客?
第5章 システムエラー、過大な要求、倫理感喪失
余 談 診療ガイドライン
第6章 冠動脈とカテーテル
余 談 「画像力? 思考力?」
第7章 新鮮細胞療法、グロブリ薬、アーユルヴェーダ、メディカル・ウェルネス関連商品
第8章 「がんには過去完了形はない」
第9章 「生きたいの? 死にたいの?」
余 談 「患者に少しだけ尊厳をください!」
第10章 麻薬と針と死
第11章 健康と災難の狭間
第12章 最期の支援
展 望 人間的で将来性のある医療への七つの提言
【著者】
◆ミヒャエル・デ・リッダー(Michael de Ridder)
救急医療専門医。ベルリンの病院で救命救急部門主任医師として勤務。ホスピスを共同設立、緩和医療財団理事長を兼務。
著書Welche Medizin wollen wir?: Warum wir den Menschen wieder in den Mittelpunkt aerztlichen Handelns stellen muessen,DVA, 2015(邦訳『わたしたちはどんな死に方をしたいのか?--高度先進医療時代における新たな死の文化の提言』島田宗洋/ヴォルフガング・R. アーデ訳、教文館、2016年)などがある。
【訳者】
◆島田宗洋(しまだ・むねひろ)
1939 年、兵庫県生まれ。東京大学医学部医学科で学ぶ(医学博士)。国立小児病院心臓血管外科医長、国立療養所多磨全生園循環器科医長、救世軍清瀬病院長などを歴任。現在は、救世軍清瀬病院名誉院長、獨協医科大学特任教授、公益財団法人日本国際医学協会評議員。
◆ヴォルフガング・R. アーデ(Wolfgang Roland Ade)
1947 年生まれ。ホッヘンハイム大学医学部、ルプレヒト─ カール大学医学部、ドイツ国立がんセンター細胞腫瘍生物学研究所、エバーハルト・カール大学医学部などで学ぶ(医学博士)。サノフィ・アベンティス(株)を定年退職後、現在は、獨協医科大学特任教授、公益財団法人日本国際医学協会評議員。
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