キリスト教書の取扱書籍

経験の教育学
ボルノー、フランクル、森有正、フレーベル、モンテッソーリ、南信子の概念から

著:熊田凡子,広岡義之

4,400円 税込 (本体価格:4,000円)

出版社:風間書房

判型:A5

頁数:252

ISBN:978-4-7599-2560-9

発売年月:

内容詳細

本書は、教育学の立場から外すことのできない人間の「経験」について、6名の哲学者たちの「経験」概念に基づき、人間形成における「経験」の教育学的意義、人間学的意義について、キリスト教教育学的意義も含めて考察する。

【目次】

はしがき

第一章 ボルノーの経験論

第一節 ボルノーにおける「経験」概念

第二節 認識における「危機」を通じた「経験の苦痛性」概念

第三節 「解釈学的教育学」への移行

第四節 真理の二重の顔

第五節 教育哲学等の精神科学における「尺度」「基準」としての「抵抗経験」

第二章 フランクルの経験論――自分を超える「経験」(自己超越)――

はじめに

第一節 「期待」と「希望」は「体験」と「経験」の在り方と共通

第二節 「衝動に駆られた存在」として人間を理解する「精神分析」と「生きる意味」を追究する「実存分析」

第三節 「自己放棄」によって真の意味実現が成就されるという事の意味

第四節 「開かれた経験」としての「実存」「意味への意志」「人生の価値」

第五節 フランクルにおける「自己実現」と「幸福」の関係

第六節 フランクルにおける「愛」の意味

第七節 「働くこと」と「自己超越」

第八節 「良心」と「超越性」

第九節 「開かれた経験」としての「自己距離化」・「自己超越性」

第三章 森有正の経験論――経験の本質――

第一節 森有正の「経験」概念とボルノーの「経験」概念の比較

第二節 「経験」としての「信仰」

第三節 「アブラハム物語」における「冒険」としての信仰

第四節 「アブラハム物語」における「モリヤ山でのイサク奉献」

第五節 「モリヤ山でのイサク奉献」の実存的意味

第六節 「アブラハム物語」から何が学べるか?

第七節 人間の実存的事件であり、意志の問題である「経験」

第八節 「経験」の教育哲学的意義と課題――結語に代えて――

第四章 フレーベルの経験論

第一節 フレーベルの生涯にみる「経験」概念

第二節 フレーベルの「人間の教育」における経験

第三節 フレーベルの幼児教育論における「経験」概念

第四節 フレーベルの「共同感情」――「経験的信仰」の育ち(目覚め)――

第五章 モンテッソーリの経験論

第一節 モンテッソーリの教育思想における「経験」概念と現代的課題

第二節 モンテッソーリの教育思想における「被包感」の経験

第三節 モンテッソーリ教育思想における「内的感受性」

第四節 「被包感」の経験――モンテッソーリの「吸収する精神」と「秩序(感)」――

第五節 モンテッソーリの教育思想「秩序感覚(欲求)」を伴う「経験」

第六節(補節) 敏感期(「内的感受性」の期間)の作用へのまなざし

第六章 南信子の経験論

第一節 南信子について――キリスト教保育の出発点「人格が育つこと」の「経験」概念――

第二節 南信子のキリスト教保育のバックボーン――幼児観に見る経験論――

第三節 南信子の幼児における人間形成論――「うれしき朝よ」本当の経験によって育つこと――

第四節 子どもの信仰的な経験――神の恵みの先行として見つめる――

第五節 南信子のキリスト教保育における幼児の経験

終章 経験の教育学

第一節 本書をまとめるにあたり

第二節 各章から見えてくる「経験」概念とその本質

第三節 経験の教育学的意義と課題――これからの経験教育学の期待(本書における経験の本質――深く共鳴する人生観・人間形成論)――

あとがき

索引

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