
【たくさんのふしぎ40th】🤔 (2010年4月号)
『重さと力 科学するってどんなこと?』
池内了 文
スズキコージ 絵
福音館書店 刊
2025年4月5日 発行
1430円(税込)
40ページ
重さってなに? 疑問から始まる科学の道のり
私たちはモノに重さがあることを前提とした世界に生きています。あまりにも当たり前すぎて「どうしてモノには重さがあるのか?」などと考えたりはしません。しかし、この本質的な疑問はまだわかっていない物理の難問です。簡単なことほどよく分かっていないのが、この世界の不思議なところなのです。
モノには重さがあり、その間には互いに引きつけ合う力があると考えたのは、17世紀の科学者ニュートンでした。彼が打ち立てた「万有引力の法則」は現代の我々には周知の事実ですが、その理論に基づいて実現可能と予言された人工衛星が実際に作られたのは、ニュートンの仮説から300年もの時が経った後のことでした。科学というのは疑問を持つことからスタートし、仮説を立てて実証していく作業を繰り返して法則を見つけるという、実に気の遠くなるような地道な道行きなのです。
この本は「重さと力」の不思議について語るに留まらず、科学的に物事を見る・考えるヒントを与えてくれます。テーマについて理解するのはかなり難しいのですが、スズキコージさんの絵のわけのわからない迫力に引きずられるようにして繰り返し何度も読むうちに、この本の最も大事な部分「科学するってどんなこと?」が腑に落ちたら、それでいいのかもしれません。世にはびこる似非科学や科学を否定する言論に惑わされないために私たちが身につけるべき思考の第一歩がここに示されているのですから。(か)
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