【たくさんのふしぎ40th】🤔(2003年3月号)
『ぼくの影をさがして』
飯沢耕太郎 文
minim++ 絵
福音館書店 刊
2025年4月5日 発行
1430円(税込)
40ページ

忘れていない?影のこと。

自分の影を最後に見たのはいつですか?あなたには、ちゃんと影があるでしょうか。

本書に登場する「ぼく」には、自分の影がありません。確かにあった影が、どこかにいってしまったのです。ぼくは、自分の影をさがしに行くことにしました。町じゅうをさがしまわるなか、少年は不思議な場所にたどりつきます。そこは「影の町」でした。道をゆきかうのは、みんな影だけ。おとな、子ども、イヌ、ネコ、そして自動車や自転車の影はあるけれど、本体のすがたがありません。ぼくの影も、ここにあるのでしょうか。

少年は、「影の町」を歩いているとき、影のふしぎさに気がつきます。
影は、光のむきが変わると形が変わりますし、一度にたくさんの光があたると、2つにも、3つにも、4つにも、数がふえます。ちょんまげ頭をしていたら、丸いヘルメットとぶかぶかの服をきていたら、大きな袋を背負っていたら、その正体は誰でしょう。シルエットで、どんな人なのか、何をしているのかを想像できるのも面白いです。

まるで魔法みたいに、いろいろなことができる影。
影のふしぎさ、面白さに気がついたぼくは、自分の影に会いたくなって、涙が頬をつたいました。少年は、自分の影を見つけることができるのでしょうか。
あなたも、自分の影を忘れずにいてあげてください。

本書は、自然科学の楽しさを子どもに伝えようと、「たくさんのふしぎ」創刊40周年を記念して限定出版された8冊のうちの1冊です。ほかに『重さと力 科学するってどんなこと?』や『ぼくの算数絵日記』、『まぼろし色のモンシロチョウ 翅にかくされた進化のなぞ』、『虫の生きかたガイド』、『熱はつたわる』、『風はどこからくるのだろう』、『水のかたち』があります。タイトルをクリックすると、ナルニア国スタッフによる紹介文をご覧いただけます。夏休みの自由研究テーマを今から考えるのも、良いかもしれませんね。(み)

★ご注文、お問い合わせはお電話、Fax、メールにて承ります★
売場直通電話 03-3563-0730
Fax 03-3561-7350
メールでのお問い合わせは下記のフォームからどうぞ。

お問い合わせフォームへ