♪2021年11月13日(土)プログラム♪

1、ひとつとひとつで どんなおと (人差し指を合わせる)こんなおと
ふたつとふたつで どんなおと (人差し指と中指を合わせる)こんなおと
みっつとみっつで どんなおと (人差し指と中指と薬指を合わせる)こんなおと
よっつとよっつで どんなおと(人差し指、中指、薬指、小指を合わせる)こんなおと
いつつといつつで どんなおと(五本指全部で拍手する)こんなおと

2、絵本『もりのてぶくろ』福音館書店

3、おはなし「マーシャとくま」ロシアの昔話

   福音館書店『ロシアの昔話』『マーシャとくま』

4、絵本『うさこちゃんのたんじょうび』福音館書店(小さい子用)

  絵本『くまのコールテンくん』偕成社(少し大きい子用) 

※おはなし会担当・くにおかから♪

1、最初の手遊びで、時々使われる手遊びです。
二本指を叩いて出る音から始まり、指の数が増える毎に音が
少しずつ大きくなっていきます。
演じる大人が、少し意識して音を出してみてください。
子どもたちも一緒になって大喜びしながら指を叩きます。
五本指(つまり両手で拍手)の時は、思い切って大きな音で!
そして、ぜひ二回目は、
いつつといつつでどんなおと(五本指)から始まって
→四本指→三本指→二本指→一本指と音を小さくしていってください。
最後に小さな音で終わっておはなし会を始めると、
「静かにしてね~」と言わなくても、その時点で子どもたちは
耳を澄ませる準備をしてくれます。

少しだけ、補足させていただくと
なぜ、おはなし会の前にわらべうたを中心とした手遊びをするのか?
というと、わらべうたは、この「耳を澄ます準備」=「聞く耳」を
作ってくれるからなのです。
ただ、気を引くためではなく
「聞く耳」を作る
こう意識して、最初のわらべうたや手遊びをすると、その後の
絵本やおはなし会の空気がぐぐっと変わります。

2、絵本『もりのてぶくろ』
手を使った手遊びの後に、今度は森の手袋=葉っぱの絵本です。
サンクトペテルブルグ在住の絵本画家ナターリヤ・チェルーシナさんの
作品。今は品切れになってしまいましたが、同じ福音館書店の『おしゃべりなもり』を
読んだ方は「同じ絵だ」と気づいたかもしれませんね。
美しいロシアの大自然の香りが漂う絵本です。

3、おはなし「マーシャとくま」
『もりのてぶくろ』を読んだ後は、やっぱりこのお話ですね。
ロシアの昔話です。
絵本にもなっているので、素話で聞くのが難しい時は絵本で読んであげてくださいね。

4、『うさこちゃんのたんじょうび』
今回は久しぶりにブルーナさんの絵本です。
訳は石井桃子さん。
皆さま、ご存知でしょうか?
福音館書店のうさこちゃんの絵本(ブルーナさんの絵本)は
1ページ4行で完結されているのです。それもとてもリズミカルな日本語で。
これがどんなに難しいことか?
短いからこそ、訳の日本語の歯切れの良さ、美しさがよくわかります。
声に出して読んでみてください。
こんな絵本を小さな頃から読み聞かせてもらった子どもたちは、言葉の感覚が
知らず知らずのうちに研ぎ澄まされることでしょう。

『くまのコールテンくん』
少し大きな子どもたちには、この絵本を!私も大好きな絵本です。
聞き手の子どもも読み手も、読み終えた後に心が本当に温かくなる絵本です。

こちらの訳は松岡享子さん。
ちょっと脱線しますが、松岡享子さんは今年「文化功労者」に児童文学のジャンルとしては
初めて選ばれました。
松岡享子さんの受賞のメッセージが素敵なのでご紹介しますね。
https://www.tcl.or.jp/kyokomatsuoka/message/
(うまくクリックできない時は、東京子ども図書館のHPをご覧になってください!)
石井桃子さんもそうですが、その後に続く、松岡享子さん
子どもたちのために、良い絵本や読み物をたくさん発掘しては
この世に送り出してくださいました。
そのバトンを託されているのが子どもの本に関わる仕事をしている
私たちです。

このおはなし会のプログラムも、託されたバトンを
今度はご家庭のお父さん、お母さんに託して
そして子どもたちに届けてほしいという思いを込めて
毎回アップしています。

生命力のある絵本や本は、必ず子どもたちの「生きる力」に
なっていきます。

それを信じて、今週も、
お父さん、お母さん
お子さんと一緒に絵本やお話を楽しんでくださいね。

おはなし会担当 国岡晶子

* * * * * * * * * * * * * * * *

~大人の方へ~

1999年の開店以来、休むことなく続けてきた子どものためのおはなし会が休会となり、一年半以上が過ぎました。
実際のおはなし会はまだしばらく開催することができませんが、2021年1月から第2と第4の土曜日に、HPにおはなし会のプログラムを掲載することにいたしました。ぜひご家庭で絵本やおはなしをお楽しみください。
動画での配信をご希望されるお声も多数いただいておりますが、ナルニア国ではおはなし会の動画は行わないこととしております。

それは以下の理由からです。
➀絵本の読み聞かせやおはなしは、WEBではなく身近な大人が直接子どもたちにしてほしい―それは、おはなしは五感のすべてを通して、子どもたちに注がれるものだと考えているからです。自分に向かって語りかけてくれる生の声、優しいまなざし、膝から伝わる温かな肌のぬくもり、ページをめくって感じる紙の手ざわり。対面で行う読み聞かせに代替できるものは、ほかにありません。

➁この時期だからこそ、子どもたちがスマホやタブレットに触れる機会を増やしたくないと思います。WEB配信をすると、どうしても子どもたちにスマホやタブレットを見せることになります。これまで大切にしてきたものを守りたい、そんなナルニア国ならではのこだわりもあります。

その代わり、お父さま、お母さま、おじいちゃま、おばあちゃまにはスペシャルな動画をプレゼントいたします。公益財団法人東京子ども図書館の許可をいただきました。松岡享子さんからの素敵なメッセージをお聞きください。そして、それぞれのお宅でミニおはなし会を開催してください。

松岡享子さんのメッセージ(東京子ども図書館YouTube動画)

★本のご購入について★

おはなし会の本のご注文も承っております。
すべて税込価格です。

『もりのてぶくろ』福音館書店 990円
『マーシャとくま』福音館書店 1210円

『ロシアの昔話』福音館書店 1045円
『うさこちゃんのたんじょうび』福音館書店 770円
『くまのコールテンくん』偕成社 1320円

★ご注文はお電話、Fax、メールにて承ります。
売場直通電話 03-3563-0730
Fax 03-3561-7350
メール narnia@kyobunkwan.co.jp