2012年4月29日~5月12日入荷分

■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 12点

『フウちゃんクウちゃんロウちゃんのふくろうがっこう さかなを
とるのまき』  徳間書店
『よろしくともだち』偕成社
『バッタさんのきせつ』ほるぷ出版
『うそついちゃったねずみくん』ポプラ社
『がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん』福音館書店
『ジジはぼうしなくした』フレーベル館
『きゃっきゃ キャベツ』童心社
『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』童心社
『キムのふしぎなかさのたび』徳間書店
『空とぶ鉢 国宝信貴山縁起絵巻より』長崎出版
『テッコテン ぼくの犬山まつり』リーブル
『からだのなかにはなにがある?』岩波書店

♪ フィクション ♪ 9点

『ペンギンがっしょうだん』講談社
『魔女の宅急便 その4 キキの恋』福音館書店
『ねこまたのおばばと物の怪たち』角川書店
『うちはお人形の修理屋さん』徳間書店
『まぼろしの町 ニルスが出会った物語1』福音館書店
『おつかいまなんかじゃありません』ポプラ社
『南の島のティオ』講談社
『クロイヌ家具店』復刊ドットコム
『ある日とつぜん、霊媒師2 恐怖の空き家』朔北社

♪ ノンフィクション ♪ 17点

『あかちゃんかたつむりのおうち』福音館書店
『ホシオくん天文台へゆく』読書工房
『かこさとし こどもの行事しぜんと生活 6月のまき』小峰書店
『近海のさかな』新日本出版社
『イモムシ・ケムシぞろぞろ大図鑑』PHP研究所
『なぜ、好きなものだけ食べてはいけないの?』C&R研究所
『哲学してみる』世界文化社
『つくるしごと 研究・開発・生産・保守』ぺりかん社
『環境負債 次世代にこれ以上ツケを回さないために』筑摩書房
『宇宙就職案内』筑摩書房
『ネイリストになるには』ぺりかん社
『夜は、待っている。』東京糸井重里事務所
『ボールのようなことば。』東京糸井重里事務所
『ネオンと絵具箱』筑摩書房
『虫を食べる人びと』平凡社
『新訂版 世界遺産なるほど地図帳』講談社
『未来を支える君たちへ』晶文社

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 3点

『草にすわる』理論社
『やさしいけしき』理論社
『壺井栄』新典社

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『フウちゃんクウちゃんロウちゃんのふくろうがっこう さかなを
とるのまき』 いとう ひろし(文・絵) 徳間書店 1500 円 
12/05発行
→ふくろうの子ども、フウちゃん、クウちゃん、ロクちゃんは、
ふくろう学校に通っています。ある晩フクロウ先生が、魚のと
り方を教えますが…。

『よろしくともだち』 内田 麟太郎(文)降矢 なな(絵)
偕成社 1000 円 12/05発行(「おれたち、ともだち!」絵本)
→コダヌキは、キツネさんたちと遊びたいけれど、オオカミが恐
くて、近づけません。いつも遠巻きにしているコダヌキに悩ん
だオオカミは…。

『バッタさんのきせつ』 エルンスト・クライドルフ(文・絵)
佐々木 田鶴子(訳) ほるぷ出版 1500 円 12/04発行
(海外秀作絵本)
→スイスの詩人画家クライドルフによる、美しくもユーモア溢れ
る作品。本書は1930年スイスの出版社から刊行されたが、その
時「年間でもっとも美しい絵本50冊選」に選ばれた。

『うそついちゃったねずみくん』 なかえ よしを(文)上野 
紀子(絵) ポプラ社 1000 円 12/05発行(ねずみくんの絵本)
→うそつききつねに騙されたねずみくんと友だち。ところがウソ
をついたきつねくんは叱られるどころか、ねみちゃんのケーキ
にありついて…。

『がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん』 安西 水丸(文・
絵) 福音館書店 700 円 12/05発行
(福音館あかちゃんの絵本)
→『がたんごとんがたんごとん』の姉妹本。10年刊「こどものと
も0.1.2」のハードカバー化。

『ジジはぼうしなくした』 ブルーノ・ムナーリ(文・絵)谷川 
俊太郎(訳) フレーベル館 1100 円 12/04発行
(ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ)
→帽子を探すジジ。どこを探しても見当たらなくて…。ムナーリ
の1945シリーズ6巻目。

『きゃっきゃ キャベツ』 いわさ ゆうこ(文・絵) 童心社
1100 円 12/05発行(どーんとやさい)
→並んだ、並んだ、きゃきゃキャベツ。ちびっこめキャベツ、ミ
ニミニキャベツ、プチベールに紫キャベツ…。いろいろなキャ
ベツをリズミカルな文章で楽しく紹介する絵本。

『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』 おくはら 
ゆめ(文・絵) 童心社 1333 円 12/05発行
(絵本・こどものひろば)
→シルクハット族は、夜中の1時にやってくる。どんなにたくさ
ん集まっても足音ひとつ聞こえない。そして空を飛びシルクハ
ット族がする仕事は…。

『キムのふしぎなかさのたび』 ホーカン・イェンソン(文)カー
リン・スレーン(絵)オスターグレン 晴子(訳) 徳間書店
1400 円 12/05発行
→ざあざあ降りの雨の日。キムは大きな傘をさして、ママとお買
い物。買い物を待っている間に、キムは傘をふねにして旅に出
ます…。

=小学校低学年以上=

『空とぶ鉢 国宝信貴山縁起絵巻より』 寮 美千子(文)
長崎出版 1500 円 12/05発行(やまと絵本)
→昔々、命蓮さんという偉いお坊さんが住んでいました。命蓮さ
んは、托鉢の鉢を飛ばす術を持っていました…。国宝「信貴山
縁起絵巻」の絵を挿絵にした絵本。

『テッコテン ぼくの犬山まつり』 いしだ たみこ(文・絵)
リーブル 1200 円 12/03発行(えほん・こどものまつり)
→愛知県犬山市で毎年行われる犬山まつり。もうすぐ1年生にな
る竜太は、初めて太鼓をたたくことになるが…。

『からだのなかにはなにがある?』 キム・ヨンミョン(文)キム
・ユデ(絵)かみや にじ(訳) 岩波書店 1500 円 
12/05発行
→体の中には何が入っているのかな?食べ物がどっさりと、飲み
物がたっぷりと、空気もパンパン。でもそれだけじゃなく…。

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『ペンギンがっしょうだん』 斉藤 洋(文)高畠 純(絵)
講談社 1100 円 12/05発行(どうわがいっぱい)
→ここはアフリカ。ギラギラ照りつける太陽の下、やってきたの
は50のペンギン合唱団。飛行船に乗って歌います…。

=小学校中学年以上=

『魔女の宅急便 その4 キキの恋』 角野 栄子(文)佐竹 
美保(絵) 福音館書店 700 円 12/05発行(福音館文庫)
→04年刊の文庫化。

『ねこまたのおばばと物の怪たち』 香月 日輪(文)みもり
(絵) 角川書店 580 円 12/05発行(角川つばさ文庫)
→小5の舞子は、学校でいじめっ子の標的にされ、家では再婚し
た父と新しいお母さんの間に赤ちゃんが生まれ、何もかもうま
くいかない。そんなある日、神社に行くとねこまたのおばばに
出会い…。

『うちはお人形の修理屋さん』 ヨナ・ゼルディス・マクドノー
(文)杉浦 さやか(絵)おびか ゆうこ(訳) 徳間書店
1400 円 12/05発行
→9歳のアナはアメリカに住む、3人姉妹の真ん中。パパは腕のい
い人形修理師だったが、ヨーロッパで戦争が起きたため、ドイ
ツから材料を調達できなくなってしまった…。

『まぼろしの町 ニルスが出会った物語1』 菱木 晃子構成(文)
平澤 朋子(絵)菱木 晃子(訳) 福音館書店 1400 円 
12/05発行(世界傑作童話シリーズ)
→原作:セルマ・ラーゲルレーヴ/復活祭の前夜、ニルスは崖の
上で寝転んでいるととコウノトリがやってきて、誰もいない砂
浜へ連れて行かれます。そこで見つけた古びた銅貨をニルスが
蹴飛ばすと、そこには立派な町が現れて…。

『おつかいまなんかじゃありません』 柏葉 幸子(文)つちだ 
のぶこ(絵) ポプラ社 1000 円 12/05発行(ポプラ物語館)
→文鳥のピーちゃんを逃がして公園でうなだれていたまゆは、不
思議なおばさんのおつかいを頼まれて売店に行きました。「マ
ギリカディはこられません」と言えば済むはずでしたが…。

=小学校高学年以上=

『南の島のティオ』 池澤 夏樹(文)スカイ エマ(絵)
講談社 620 円 12/05発行(講談社青い鳥文庫)
→南の島に住む少年ティオは父が経営する小さなホテルの仕事を
手伝っている。島とホテルを訪れる人々とティオとの交流を描
いた10の物語。96年文藝春秋社刊を元にしたもの。

『クロイヌ家具店』 大海 赫(文) 復刊ドットコム 2000 円 
12/03発行
→72年理論社刊の復刊。

『ある日とつぜん、霊媒師2 恐怖の空き家』 エリザベス・コー
ディー・キメル(文)もりうち すみこ(訳) 朔北社
1400 円 12/04発行
→霊媒師を母親に持つキャット。13歳の誕生日から霊が見えるよ
うになったキャットは、隣りの空き家で謎の男の子に出会う
…。シリーズ第二弾。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=幼児以上=

『あかちゃんかたつむりのおうち』 いとう せつこ(文)島津 
和子(絵) 福音館書店 800 円 12/05発行
(幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
→お腹がぺこぺこな赤ちゃんかたつむり。草や花をたくさん食べ
ますが、食べ過ぎて殻に入れなくなるのを心配し…。
06年刊「ちいさなかがくのとも」のハードカバー化。

=小学校低学年以上=

『ホシオくん天文台へゆく』 高橋 淳(文)坂井 治(絵)
読書工房 900 円 12/03発行
→ウチュウさんの招待状をもらい、オープンした天文台でホシオ
くんが見た夜空は…。福音館書店「おおきなポケット」2011年
2月号『ホシオくん天文台へゆく』に加筆修正し、再編集した
もの。共著:坂井治、嶺重慎

『かこさとし こどもの行事しぜんと生活 6月のまき』 かこ 
さとし(文・絵) 小峰書店 1400 円 12/05発行
→かこさとしの行事絵本。この巻では衣がえ、歯がため、時の記
念日、夏至、田植えなど6月のさまざまな行事や子どもの遊び
を紹介する。

=小学校中学年以上=

『近海のさかな』 さかなクン(文) 新日本出版社 2500 円 
12/05発行(さかなクンと中村征夫の海のおさかな大百科4)
→近海に住む魚を藻場、岩場、砂地の3つの環境に分けて美しい
写真とさかなクンの解説で楽しく分かりやすく紹介する。
共著:中村征夫

『イモムシ・ケムシぞろぞろ大図鑑』 中島 秀雄(文)
PHP研究所 2800 円 12/05発行
→比較的身近に見ることができるチョウとガの幼虫を紹介。チョ
ウは57種、ガは69種の幼生期の生態写真を掲載。総ルビ。
共著:岸一弘

=小学校高学年以上=

『なぜ、好きなものだけ食べてはいけないの?』 服部 幸應
(文) C&R研究所 1300 円 12/05発行
→「なぜ朝ごはんを食べないといけないの?」「どうしたら、背
が高くなりますか?」「どうしてお肉ばかり食べてはいけない
の?」子どもたちの様々な素朴な疑問に著者が分かりやすく答
える食育テキスト。

『哲学してみる』 オスカー・ブルニフィエ(文)ジャック・デプ
レ(絵)藤田 尊潮(訳) 世界文化社 1900 円 12/03発行
(はじめての哲学)
→「有限と無限」「存在と外見」「理性と情動」「自然と文化」
など12の反対語を取り上げて、哲学を分かりやすく解説する。
親しみやすいイラストの哲学絵本。

『つくるしごと 研究・開発・生産・保守』 松井 大助(文)
ぺりかん社 2800 円 12/05発行(会社のしごと2)
→会社の職種を「売る」「作る」「考える」などのグループに分
けて、仕事の内容をわかりやすく紹介するシリーズ。本書では
生活用品メーカー、重工業メーカー、自動車メーカー、食品メ
ーカーなどの「作る」仕事の現場を紹介する。

=中学以上=

『環境負債 次世代にこれ以上ツケを回さないために』 井田 
徹治(文) 筑摩書房 780 円 12/05発行
(ちくまプリマー新書)
→今の大人たちが大量に産み出してしまった環境汚染。それは
“ツケ”として次世代の子どもたちに回している。環境問題の
過去、現在を直視し、未来に対して今、私たちはどうすべきか
を考える。

『宇宙就職案内』 林 公代(文) 筑摩書房 780 円 12/05発行
(ちくまプリマー新書)
→宇宙に関わる様々な仕事やそれに携わる人々の最前線の現場を
紹介。将来宇宙に関する仕事を目指す若者たちに、柔軟な発想
でチャレンジすることを提言する。

『ネイリストになるには』 津留 有希(文) ぺりかん社
1300 円 12/05発行(なるにはBOOKS137)
→10人の様々なネイリストへのインタビューと現場を紹介し、ネ
イリストになるための心構えや必要な資格、進路について紹介
する。

『夜は、待っている。』 糸井 重里(文) 東京糸井重里事務所
1400 円 12/04発行
→ほぼ日刊イトイ新聞に書いた1年分の原稿と全てのツィートか
ら厳選した言葉をまとめたもの。『ちいさなことば』シリーズ
第6巻。

『ボールのようなことば。』 糸井 重里(文)松本 大洋(絵)
東京糸井重里事務所 740 円 12/04発行(ほぼ日文庫)
→糸井重里の『ちいさいことば』シリーズの中から、若者たちに
向けて書かれた短いメッセージを厳選し、文庫化したもの。

『ネオンと絵具箱』 大竹 伸朗(文) 筑摩書房 950 円 
12/05発行(ちくま文庫)
→現代美術家で、絵本『ジャリおじさん』の作者の03年~11年の
エッセイをまとめる。何気ない日常の雑感や創作への思いなど
が綴られる。さり気なさの中に鋭さをも感じる。
カラー口絵あり。

『虫を食べる人びと』 三橋 淳(文) 平凡社 1400 円 
12/05発行(平凡社ライブラリー)
→97年刊の軽装版。世界各地で食される「虫」のあれこれをまと
めたもの。本書を読むことで、虫を食すことに対する見方が変
わるだろう。

『新訂版 世界遺産なるほど地図帳』 講談社編(文) 講談社
2000 円 12/03発行
→世界遺産を歴史、地理、地球環境など53のテーマ毎に図解で分
かりやすく紹介。2011年登録小笠原諸島、平泉も掲載。

『未来を支える君たちへ』 川合 正(文)川合 芳子(絵)
晶文社 1500 円 12/03発行
→中学、高校の校長を勤める著者が朝礼や特別授業、オリエンテ
ーション、広報誌で語った言葉を加筆編集したもの。

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪

=小学校高学年以上=

『草にすわる』 市河 紀子選(文)保手濱 拓(絵) 理論社
1400 円 12/04発行
→3.11を忘れないために、選りすぐった詩を集めたアンソロジ
ー。草にすわる(八木重吉)ひかる(工藤直子)春のうた(草
野心平)さくらのはなびら(まど・みちお)など18人の詩を収
録。

『やさしいけしき』 市河 紀子選(文)保手濱 拓(絵)
理論社 1400 円 12/04発行
→3.11を忘れないために選りすぐった詩を集めたアンソロジー。
やさしいけしき(まど・みちお)ふるさと(室生犀星)うしの
こと(東君平)地球へのピクニック(谷川俊太郎)など、18人
の詩を収録。

=中学以上=

『壺井栄』 小林 裕子(文) 新典社 2100 円 12/05発行
(女性作家評伝シリーズ)
→『二十四の瞳』などで知られる壺井栄の生涯を細かに記す。

■ 今週の一冊 ■

今週は『まぼろしの町 ニルスが出会った物語1』です。

実はお恥ずかしながら『ニルスのふしぎな旅』をきちんと読んだ
ことはなく、むかしNHKのアニメで少し見たことがあるくらい。
今回、初めて部分ながらきちんと読みました。

率直に…とってもおもしろかったです! 小学生の感想文みた
いで申し訳ないですが、不思議で、わくわくして、あっという間
に読みきりました。他のスタッフに聞くと、本書の部分は「ニル
ス」の中でも、とびきり印象的な場面だとか。

訳者で本書の構成もされた菱木さんのあとがきを読むと、この絵
童話が生まれた経緯がよくわかり、納得できます。
平澤さんの絵も、存分に楽しめますよ。夜空の深い深い青い色が
美しいです。
カバーをはずす、お楽しみもあります♪

全6巻の予定で順次刊行されるようなので、今後にも期待してい
きたいです。そして本編も、これを機会にきちんと読破したいと
思います。    (す)