2013年7月7日~7月13日入荷分

■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪ 絵本 ♪ 9点 ツꀀ
『むしとりにいこうよ!』ほるぷ出版ツꀀ
『ちいさなともだち』そうえん社
『のせてのせて100かいだてのバス』ポプラ社
『かぶとむしランドセル』PHP研究所
『おしろがあぶない』小峰書店
ツꀀ 『ウリオ』世界文化社
『ケープドリ ケープタワーのまき』朔北社
『海賊』ポプラ社
『うみいろのバケツ』講談社ツꀀ ツꀀ

♪ フィクション ♪ 9点 ツꀀ
『ともだちはきつね』WAVE出版ツꀀ
『ケンタとアマノジャック』文渓堂ツꀀ
『伝説の秘宝をさがせ』メディアファクトリー
『はれたまたまこぶた』岩崎書店
『行ってきまぁす!』講談社ツꀀ
『ぼくが探偵だった夏 少年浅見光彦の冒険』講談社
『地獄堂霊界通信1』講談社
『NO.6 8』講談社
『夜はライオン』偕成社ツꀀ ツꀀ

♪ ノンフィクション ♪ 17点 ツꀀ
『わるいのはじてんしゃ?』ベースボールマガジン社
『カマキリの生きかた』小学館ツꀀ
『ホタルの光は、なぞだらけ』くもん出版
『禎子の千羽鶴』学習研究社
『探検!ものづくりと仕事人 シャンプー・洗顔フォーム・衣料用液体洗剤』ぺりかん社           
『富士山の大図鑑』PHP研究所
『ぼくらの大冒険ハンドブック』日東書院ツꀀ
『ぼくは満員電車で原爆を浴びた』小学館
『クジラ&イルカ生態ビジュアル図鑑』誠文堂新光社
『お茶の水女子大学特別講義 世界を変えた10人の女性』文藝春秋
『そして恐竜は鳥になった』誠文堂新光社
『電気の図鑑』技術評論社
『図解 国会の楽しい見方』東京書籍ツꀀ
『少女たちの植民地』平凡社
『憲法問題 なぜいま改憲なのか』PHP研究所
『漢字からみた日本語の歴史』筑摩書房
『僕らが世界に出る理由』筑摩書房

ツꀀ ♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点 ツꀀ
『早く家へ帰りたい』夏葉社

■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『むしとりにいこうよ!』 はた こうしろう(文・絵) ほるぷ出版ツꀀ  1300 円 13/07発行(ほるぷ創作絵本)  →お兄ちゃんに頼んで連れて行ってもらった虫取り。お兄ちゃんと一緒 だといつもの道でも、いろんな虫が見えてくる…。

ツꀀ 『ちいさなともだち』 片山 令子(文)かわかみ たかこ(絵)  そうえん社ツꀀ 1300 円 13/07発行(日本のえほん)  →みちこが庭先でクッキーを食べていたら、ちょうちょやカエルたちが 来て、ビンに入った黄色い粉をくれました。それをなめるとみちこの体がちいさくなって…。 ツꀀ

『のせてのせて100かいだてのバス』 マイク・スミス(文・絵)  ふしみ みさを(訳) ポプラ社ツꀀ 1300 円 13/07発行  (ポプラせかいの絵本)  →いつものコースと違った道を走った2階建てバス。走っていくうちに、2階建てが3階建てになり、4階建てになり、最後は100階建てに…。 ツꀀ

『かぶとむしランドセル』 ふくべ あきひろ(文)おおの こうへい  (絵) PHP研究所ツꀀ 1200 円 13/07発行(わたしのえほん)  →おじいちゃんが贈ってくれたのは、カブトムシランドセル。でも、授業中にウンチをしたり、勝手に高い木に登ったり、困ったランドセル。もういらないと宣言したが…。 ツꀀ

『おしろがあぶない』 筒井 敬介(文)堀内 誠一(絵) 小峰書店ツꀀ  1300 円 13/07発行(かわいいおとのさま)  →お城の池でつりをしていたお殿様。ちっとも釣れないので、かんしゃくを起こして池にものを放り込みます。かわいいお殿様が繰り広げるお話が3話収録。 ツꀀ

=小学校低学年以上= ツꀀ
『ウリオ』 室井 滋(文)長谷川 義史(絵) 世界文化社ツꀀ 1300 円   13/07発行  →迷子になったイノシシの赤ちゃんウリ坊。マー君の一家に拾われて、大事に育てられていたけれど、いつのまにか大きなイノシシ、ウリオになってしまった…。 ツꀀ

『ケープドリ ケープタワーのまき』 ワウター・ヴァン・レーク(文・絵)  野坂 悦子(訳) 朔北社ツꀀ 1100 円 13/06発行  →ツングステンからのりを借りて、ケープドリは屋根に修理を始めます。屋根の上に、家の中のものを次々のりで貼り付けて、高いタワーにしましたが…。 ツꀀ

『海賊』 田島 征三(文・絵) ポプラ社ツꀀ 1400 円 13/07発行  (ポプラ社の絵本)  →海賊が人魚と恋に落ちた。ところがある日、人魚のうろこが浮いてきて   人魚からの手紙が来た。海の毒でもうすぐ死んでしまうという。そこで海賊は…。 ツꀀ

『うみいろのバケツ』 立原 えりか(文)永田 萠(絵) 講談社ツꀀ  1200 円 13/07発行(講談社の創作絵本)  →新しいバケツを持って海にやってきた女の子。バケツに砂を詰めると、いつの間にかカニがはいっていました。次の日になるとヤドカリが入っ ていました。そして次の日になるjと…。83年刊の再編集したもの。 ツꀀ

♪♪ フィクション ♪♪
ツꀀ =小学校低学年以上= ツꀀ
『ともだちはきつね』 村上 しいこ(文)田中 六大(絵) WAVE出版ツꀀ  1100 円 13/07発行  →ぼくのともだち、わにのきよし君はわガママで乱暴者。ある日、きつね のれなちゃんとフラワーパークに遊びに行くと…。 ツꀀ

『ケンタとアマノジャック』 山下 美樹(文)市居 みか(絵) 文渓堂ツꀀ  1200 円 13/07発行  →反対のことばかりしたがるへそ曲がりになってしまったケンタ。ある日、 そんなケンタの前にアマノジャクが現れた…。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『伝説の秘宝をさがせ』 ジャン・バーチェット(文)スカイ エマ(絵)  浅尾 敦則(訳) メディアファクトリーツꀀ 850 円 13/07発行  (タイムスリップ海賊サム・シルバー1)  →海で拾った金貨をこすったサムは300年前の海賊船にタイムスリップし てしまう。海賊たちと一緒に宝探しに出かけるサム…。   共著:サラ・ボーラー ツꀀ

『はれたまたまこぶた』 矢玉 四郎(文・絵) 岩崎書店ツꀀ 1200 円   13/07発行(はれぶたシリーズ)  →たまちゃんはぶたを見つける名人。お風呂の中から、郵便受けの中からあちこちからぶたが出てきます…。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『行ってきまぁす!』 升井 純子(文)みずうち さとみ(絵) 講談社ツꀀ  1300 円 13/07発行(文学の扉)  →小学4年生になった歩美はワクワクしていた。それは子どもだけのスタ ンプラリー「ノルミル」に参加できるから。市内の観光名所に自分たち で計画を立てて出かけるが…。 ツꀀ

『ぼくが探偵だった夏 少年浅見光彦の冒険』 内田 康夫(文)青山   浩行(絵) 講談社ツꀀ 620 円 13/07発行(講談社青い鳥文庫)  →探偵・浅見光彦の小学5年生時代の物語。夏休み、光彦は軽井沢で同級生の衣理と過ごすことになる。やがてふたりは事件に巻き込まれる…。 ツꀀ

『地獄堂霊界通信1』 香月 日輪(文)みもり(絵) 講談社ツꀀ 650 円   13/07発行(講談社青い鳥文庫) ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『NO.6 8』 あさの あつこ(文) 講談社ツꀀ 476 円 13/07発行  (講談社文庫) ツꀀ 『夜はライオン』 長薗 安浩(文) 偕成社ツꀀ 1400 円 13/07発行  →6年生のマサは家族以外、誰にも知られては困る秘密を抱えていた。それは“おねしょ”。もうすぐ1泊2日の修学旅行が迫っていて、そのための対策を考えていたが…。 ツꀀ

♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『わるいのはじてんしゃ?』 タナカ ヒロシ(文)中谷 靖彦(絵)  ベースボールマガジン社ツꀀ 1500 円 13/07発行  (子どもが安全にくらすために読む絵本1)  →小学生のひろくんは、マウンテンバイクを格好良く乗りこなすお兄ちゃんが大好き。ところがお兄ちゃんが自転車で小さな子どもをひいてしまい…。自転車の安全について考える絵本。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『カマキリの生きかた』 筒井 学(文)筒井 学(写真)小学館ツꀀ  1300 円 13/07発行(小学館の図鑑NEOの科学絵本)  →朝日浴びながら続々と生まれたカマキリの幼虫200ぴき。過酷な自然の中で、食べる食べられるを繰り返しながら成長していきます。カマキリの一生を愛情溢れる写真で追った科学絵本。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『ホタルの光は、なぞだらけ』 大場 裕一(文) くもん出版ツꀀ 1400 円   13/07発行(くもんジュニアサイエンス)  →ホタル以外の光る生き物、ミミズ、貝、クラゲ、カタツムリ、キノコ。 発光生物のなぞや疑問を解こうとする研究を紹介する。 ツꀀ

『禎子の千羽鶴』 佐々木 雅弘(文) 学習研究社ツꀀ 1200 円 13/07発行  (戦争ノンフィクション)  →「原爆の子の像」のモデルとなった偵子。4歳のときに被曝し、12歳で 亡くなった偵子の生涯を実兄が綴る。 ツꀀ

『探検!ものづくりと仕事人 シャンプー・洗顔フォーム・衣料用液体洗剤』   浅野 恵子(文) ぺりかん社ツꀀ 2800 円 13/07発行  →シャンプー、洗顔フォーム、液体洗剤ができるまでの流れと物作りの工夫をインタビューを交えながら分かりやすく紹介。 ツꀀ

『富士山の大図鑑』 富士学会監修(文) PHP研究所ツꀀ 2800 円   13/07発行  →富士山とその周辺の自然環境、歴史、登山する際の注意事項など、写真とイラストで富士山を様々な角度から紹介する。 ツꀀ

『ぼくらの大冒険ハンドブック』 かざま りんぺい(文) 日東書院ツꀀ  1200 円 13/07発行  →ナイフの使い方、ロープ・ワーク、焚き火の仕方、空き缶でできること様々なサバイバルテクニックをイラストで分かりやすく解説する。 ツꀀ

『ぼくは満員電車で原爆を浴びた』 由井 りょう子(文) 小学館ツꀀ 950 円   13/07発行  →11歳で電車の中で被曝しながらも九死に一生を得、現在被曝の語り部として活動している米澤さん。本書は米澤少年の目で見た、8月6日のこととと、   その後何が起こったかを綴った記録。語り:米澤鐡志 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『クジラ&イルカ生態ビジュアル図鑑』 水口 博也(文)水口 博也(写真)  誠文堂新光社ツꀀ 2200 円 13/07発行  →海洋生物のジャーナリストである著名が撮影したクジラとイルカのダイナミックな写真と観察記録で、その生態をビジュアルに紹介する。ツꀀ

『お茶の水女子大学特別講義 世界を変えた10人の女性』 池上 彰(文)  文藝春秋ツꀀ 1500 円 13/07発行  →池上彰がお茶の水女子大で行った講義を収録。アウンサンスーチー、マザー・テレサ、ベティ・フリーダン、マーガレット・サッチャーなど10人の女性を取り上げる。 ツꀀ

『そして恐竜は鳥になった』 小林 快次監修(文) 誠文堂新光社ツꀀ 1500 円   13/07発行  →最先端の恐竜研究の議論や研究を集めて、恐竜が鳥類へどのように進化したのかを説明する。 ツꀀ

『電気の図鑑』 理科教育研究会(文) 技術評論社ツꀀ 2680 円 13/08発行  →電気の基礎から、オームの法則やキルヒホッフの法則など専門的な内容まで、図解でわかりやすく解説する。 ツꀀ

『図解 国会の楽しい見方』 時事通信社政治部監修(文) 東京書籍ツꀀ  1500 円 13/07発行  →通常国会、特別国会の違いって?国会答弁はどうやって作られるの?国会議員の1週間は?官僚って?学校で教えてくれない政治の裏側までQ&Aで   知ることができるハンドブック。 ツꀀ

『少女たちの植民地』 藤森 節子(文) 平凡社ツꀀ 1400 円 13/07発行  (平凡社ライブラリー)  →満州国の隣接地、関東洲で幼い時代を過ごした著者。植民地支配の苦さゆえに、故郷と呼べなかった著者が、今、当時の様子や出来事を静かに語る。 ツꀀ

『憲法問題 なぜいま改憲なのか』 伊藤 真(文) PHP研究所ツꀀ 760 円   13/07発行(PHP新書)  →自民党改憲案を検討したうえで、憲法とはそもそも何かを歴史的観点から解説する。具体的な事例を挙げ、9条が変わるとどうなるのかなどについても言及している。 ツꀀ

『漢字からみた日本語の歴史』 今野 真二(文) 筑摩書房ツꀀ 780 円   13/07発行(ちくまプリマ―新書)  →日本語の歴史とは、漢字の両側に、中国語と日本語とが、緊張関係を保ちつつ形成してきた歴史とし、万葉集の時代から明治期にかけて、多様化し   ていった日本語の変遷を解説する。 ツꀀ

『僕らが世界に出る理由』 石井 光太(文) 筑摩書房ツꀀ 840 円 13/07発行  (ちくまプリマ―新書)  →世界各国を飛び回りルポルタージュを書き続ける著者が、若者たちの質問に答える形で、海外に飛び出すためのアドバイスを綴る。 ツꀀ

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪ ツꀀ
=中学以上= ツꀀ
『早く家へ帰りたい』 高階 杞一(文) 夏葉社ツꀀ 1800 円 13/04発行  →生涯を持って生まれ、4才で亡くなった我が子との日々を綴った詩集。95年偕成社刊の復刊。 ツꀀ

■ 今週の一冊 ■

今週の一冊は『カマキリの生きかた』です。

 小学館の図鑑NEOの科学絵本シリーズで、去年『セミたちの夏』が7月に出  たのをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。  同じ著者で、県立ぐんま昆虫の森にお勤めの筒井学さんの作品です。

 カマキリの一生を追った写真絵本なのですが、とにかくそのカマキリの面構え  が素晴らしい!

「さすらいのハンター」の副題がついているのですが、蝶やバッタを一瞬にして  捕え、ガブリと食らいつく姿はまるで、さすらいの素浪人の風情。  そんなカマキリもカナヘビに襲われ、はたまた交尾の後にメスに食われてしま  う…。  「食う、食われる」の自然界の食物連鎖を、子どもたちはこの本の中で理屈抜  きに感じることでしょう。

 『セミたちの夏』もそうでしたが、この『カマキリの生き方』も読み終えた後  に、しみじみとした温かさが残ります。

 それはひとえに、著者である筒井さんの、昆虫たちに対する愛情からくるもの  なのでしょう。

 この、「読み終えた後のしみじみ感」も、もしかしたら、科学写真絵本には大  切なものかもしれません。                (く)

 おまけの1冊。  『夜はライオン』です。

 男の子の気持ちがストレートに伝わる作品。  ひこ・田中さんの著作を思い出しました。

 通り過ぎるとなんでもない笑い飛ばすような出来事も、当事者(その年齢)に  とっては切実な問題だよね、と思いました。(す)