2014年1月1日~1月11日入荷分

■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪ 絵本 ♪ 6点 ツꀀ
『ぱかぱか』福音館書店
『にんじん だいこん ごぼう』福音館書店
『しあわせなワニくん かんちがいレストラン』ポプラ社
『カチンコチン!』くもん出版ツꀀ
『パーティーによばれましたよ』クレヨンハウス
『そとであそびますよ』クレヨンハウス ツꀀ

♪ フィクション ♪ 7点 ツꀀ
『ふたつのバレンタインじけん』大日本図書
『ベイジル ねずみの国のシャーロック・ホームズ』童話館出版
『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂2』偕成社
『えんの松原』福音館書店
『こわい話』あすなろ書房
『竹取物語』偕成社
『風にもまけず粗茶一服』ポプラ社

ツꀀ ♪ ノンフィクション ♪ 31点 ツꀀ
『ウマがうんこした』そうえん社ツꀀ
『くらしをささえる車』岩崎書店
『うまれたよ!サンショウウオ』岩崎書店ツꀀ
『うまれたよ!セミ』岩崎書店
『はじめの一歩 あみもの&ぬいものできた!』日本ヴォーグ社
『これならわかる!科学の基礎のキソ 現象』丸善
ツꀀ 『これならわかる!科学の基礎のキソ 暦』丸善
『郷土料理を知ろう』ミネルヴァ書房
『巨大生物びっくり図鑑』PHP研究所
『エナガのねぐら』東京書籍
『感染症とたたかった科学者たち』岩崎書店
『写真で読み解く類義語大辞典』あかね書房
『絵でわかる戦国の合戦』PHP研究所
『おばけ噺・しごとの噺』偕成社ツꀀ
『きみにもあるいじめをとめる力』大月書店
『スポーツ用品』同友館
『魔女の宅急便 ジブリの教科書5』文藝春秋
『スヌーピーのお菓子絵本』復刊ドットコム
『箱のおりがみ2』日本ヴォーグ社
『手塚治虫の『火の鳥』と読む137億年 宇宙・地球・生命の謎』実業之日本社
『現代語訳 日本国憲法』筑摩書房
『ベアテ・シロタと日本国憲法 父と娘の物語』岩波書店
『ムーミンを読む』筑摩書房
『社会と自分 漱石自選講演集』筑摩書房
『四季の飾り太巻き』誠文堂新光社
『節句のおりがみ』誠文堂新光社
『ハッキヨイ!せきトリくん わくわく相撲ガイド 押し出し編』                           河出書房新社
『キッチンの歴史』河出書房新社ツꀀ
『図説 アラビアンナイト』河出書房新社
『図説 アジア文字入門』河出書房新社
『走れ!移動図書館』筑摩書房

ツꀀ ■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪♪ 絵本 ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『ぱかぱか』 福知 伸夫(文・絵) 福音館書店ツꀀ 700 円 14/01発行  (0.1.2.えほん)  →馬が走ります。ぱかぱかぱかぱかぽーん。ぱかぱかぱかぱかひょいっ…。 97年刊のハードカバー化。 ツꀀ

『にんじん だいこん ごぼう』 上垣 歩子再話(文)上垣 歩子(絵)  福音館書店ツꀀ 800 円 14/01発行(幼児絵本シリーズ)  →あるところに、にんじんとだいこんとごぼうが暮らしていました。三人の体はもともとは真っ白。ある日、泥だらけになった三人はお風呂に入りますが…。日本の昔話。08年刊のハードカバー化。 ツꀀ

『しあわせなワニくん かんちがいレストラン』 神沢 利子(文)はた   こうしろう(絵) ポプラ社ツꀀ 1300 円 14/01発行(ポプラ社の絵本)  →大好きなモモコさんから、日曜日のデートを突然断られて呆然となるワニくん。自暴自棄で街を歩いていると、突然おばあさんワニにレストランに連れて行かれて…。

『カチンコチン!』 新井 洋行(文)小林 ゆき子(絵) くもん出版ツꀀ  1200 円 14/01発行  →おばけの住む村に住んでいる雪女の雪ちゃんのところに、ママからプレ   ゼントが贈られてきました。何でも凍らせてしまうゆきねずみ。ところが、ゆきねずみが逃げ出してしまい…。 ツꀀ

=小学校低学年以上= ツꀀ
『パーティーによばれましたよ』 モー・ウィレムズ(文・絵)落合 恵子  (訳) クレヨンハウスツꀀ 1400 円 13/11発行  (ぞうさん・ぶたさんシリーズ絵本)  →ぶたのピギーは、初めてパーティーに呼ばれました。ドキドキわくわくのピギーは、ぞうのジェラルドを誘います。ジェラルドは「おまかせください」と張り切ります。ツꀀツꀀ

『そとであそびますよ』 モー・ウィレムズ(文・絵)落合 恵子(訳)  クレヨンハウスツꀀ 1400 円 13/11発行(ぞうさん・ぶたさんシリーズ絵本)  →ぶたのピギーとぞうのジェラルドが外で遊ぼうとするとどしゃぶりになってしまいます。落ち込むピギーでしたが…。

ツꀀ ♪♪ フィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『ふたつのバレンタインじけん』 マージョリー・W・シャーマット(文)  マーク・シーモント(絵)小宮 由(訳) 大日本図書ツꀀ 1200 円 14/01発行  (ぼくはめいたんてい)  →スラッジの犬小屋でスラッジ宛てのバレンタインカードを発見したネート。そしてアニーのバレンタインカード紛失事件も発生。ネートはさっそく調査   に乗り出す。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『ベイジル ねずみの国のシャーロック・ホームズ』 イブ・タイタス(文)  ポール・ガルドン(絵)晴海 耕平(訳) 童話館出版ツꀀ 1300 円 13/12発行  →シャーロック・ホームズを尊敬するねずみの国の名探偵ベイジルが、医師のドーソン博士と共に、ふたごのねずみ姉妹誘拐事件を解決。130年前のイギリスが舞台の作品。 ツꀀ

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂2』 廣嶋 玲子(文)jyajya(絵) 偕成社ツꀀ 900 円   14/01発行  →問題を抱え、解決したいと思う人がめぐりあう店が紅子さんの銭天堂。毎回その人にぴったりの駄菓子を差し出すが、登場人物は奇妙なことに巻き込ま   れ…。6話収録。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『えんの松原』 伊藤 遊(文)太田 大八(絵) 福音館書店ツꀀ 800 円   14/01発行(福音館文庫)  →01年刊の文庫化。 ツꀀ

『こわい話』 松田 哲夫編(文) あすなろ書房ツꀀ 1800 円 13/12発行  (小学生までに読んでおきたい文学3)  →夏目漱石「蛇」、小松左京「沼」、アイリッシュ「爪」、ポー「スフィンクス」など古今東西の「こわい」をテーマにした作品を14編収録。 ツꀀ

『竹取物語』 石井 睦美編(文)平澤 朋子(絵) 偕成社ツꀀ 1200 円   14/01発行  →日本最古の物語といわれる「竹取物語」の現代語訳版。美しいかぐや姫に求婚する貴公子たちだが、無理難題を出され困惑する。そして帝との恋の行方は…。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『風にもまけず粗茶一服』 松村 栄子(文) ポプラ社ツꀀ 680 円 14/01発行  (ポプラ文庫ピュアフル)  →解説:大島真寿美/10年マガジンハウス刊に加筆修正し、文庫化。弓道、剣道、茶道の坂東巴流家元ジュニア遊馬と彼をとりまく人々の騒動を描く。痛快な青春小説。

ツꀀ ♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『ウマがうんこした』 ゆうき えつこ(文)福田 幸広(写真)そうえん社ツꀀ  1200 円 14/01発行(しぜんといっしょ)  →ウマは一日中草を食べているので、うんこをたくさんする。ウマはうんこの匂いで誰だかわかる。お嫁さんを探すにも役に立つし、土の栄養にもなる。ウマのうんこはすごいんだ。 ツꀀ

=小学校低学年以上= ツꀀ
『くらしをささえる車』 こどもくらぶ編(文) 岩崎書店ツꀀ 3000 円 13/12発行  (はたらく車のしくみ・はたらき・できるまで4)  →ゴミ収集車、移動販売車、農作業車などの働く車のしくみと働き、それぞれの車ができるまでの工程を写真で紹介。 ツꀀ

『うまれたよ!サンショウウオ』 松沢 陽士(文)松沢 陽士(写真)岩崎書店ツꀀ  2200 円 13/12発行(よみきかせいきものしゃしんえほん)  →サンショウウオの誕生から産卵までを大判の写真で紹介する写真絵本。 ツꀀ

『うまれたよ!セミ』 小杉 みのり(文)新開 孝(写真)岩崎書店ツꀀ 2200 円   13/12発行(よみきかせいきものしゃしんえほん)  →セミの幼虫が土の中で7年をかけて成長し、土から這い出て、成虫となるまでを大判の写真で紹介する写真絵本。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『はじめの一歩 あみもの&ぬいものできた!』 のむら・まりあ(文)  日本ヴォーグ社ツꀀ 980 円 13/11発行  →初めて編み物や縫物をする子どもたちが楽しくチャレンジできるように、イラストで分かりやすく紹介。簡単な小物の作り方も掲載。

ツꀀ =小学校高学年以上= ツꀀ
『これならわかる!科学の基礎のキソ 現象』 滝川 洋二監修(文) 丸善ツꀀ  2800 円 13/12発行(ジュニアサイエンス)  →「光と音」「電気と磁気」「電磁波」の3つの章に分けて、身のまわりで起こる自然現象を写真やイラストで分かりやすく解説。

『これならわかる!科学の基礎のキソ 暦』 鈴木 充広(文) 丸善ツꀀ 2800 円   13/12発行(ジュニアサイエンス)  →暦って何?から古今東西の様々な暦、現在の月ごとの日数がどうやって決まったのかなど、生活に密着した暦についてクイズを交えながら、わかりやすく紹介。 ツꀀ

『郷土料理を知ろう』 服部 幸應監修(文) ミネルヴァ書房ツꀀ 2500 円   14/01発行(和食のすべてがわかる本)  →日本各地の雑煮や代表的な郷土料理をカラー写真で紹介。後半にはイカめし、おやき、ばらずし、豚の角煮の作り方も掲載。監修:服部津貴子 ツꀀ

『巨大生物びっくり図鑑』 今泉 忠明監修(文) PHP研究所ツꀀ 3000 円   14/01発行  →アフリカゾウ、キリン、コモドオオトカゲ、セコイアオスギ、ラフレスア、   ダイオウイカ、シロナガスクジラなど陸と海の巨大生物を写真やイラストで紹介。 ツꀀ

『エナガのねぐら』 松原 卓二(文)松原 卓二(写真)東京書籍ツꀀ 1400 円   13/12発行  →エナガの魅力に取りつかれた写真家である著者が、愛くるしいエナガの姿を写真と文章で紹介。 ツꀀ

『感染症とたたかった科学者たち』 岡田 晴恵(文) 岩崎書店ツꀀ 3200 円   13/11発行  →ジェンナー、パスツール、コッホ、北里柴三郎など7名の科学者たちの闘いの物語から、それぞれの科学者たちのひらめきが人類を救ったことを学ぶ。 ツꀀ

『写真で読み解く類義語大辞典』 森山 卓郎監修(文) あかね書房ツꀀ 4700 円   13/12発行  →類義語を50音順の他、生き物や時間といったテーマ毎に集め、写真を使い解説。索引付。 ツꀀ

『絵でわかる戦国の合戦』 小和田 哲男監修(文) PHP研究所ツꀀ 3000 円   14/01発行  →応仁の乱から大坂夏の陣まで、主な11の合戦と登場する武将たちをイラストで紹介。合戦がなぜ起こり、どのように戦われ、歴史にどのような影響を与   えたのかを解説。

ツꀀ 『おばけ噺・しごとの噺』 古今亭 菊千代(文)水野 ぷりん(絵) 偕成社ツꀀ  2400 円 14/01発行(落語でわかる江戸文化 体験!子ども寄席2)  →おばけや幽霊、仕事にまつわる落語を10話、子ども用の台本で紹介。江戸文化の解説付き。江戸文化監修:車浮代 ツꀀ

『きみにもあるいじめをとめる力』 フィリス・カウフマン・グッドスタイン(文)  上田 勢子(訳) 大月書店ツꀀ 1800 円 13/12発行  →いじめをとめるために自分たちで何ができるかを、イラストや具体例をあげて、子どもたちにわかりやすく親しみやすく伝える。共著:エリザベス・バーディック ツꀀ

『スポーツ用品』 こどもくらぶ編(文) 同友館ツꀀ 2800 円 13/10発行  (企業案内職人図鑑 私たちがつくっています。1)  →競技用車いす、競泳用ゴーグル、特注グラブ、ハンマーなど、国際競技でも選ばれている日本のスポーツ用品。職人技ともいえる仕事ぶりを紹介。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『魔女の宅急便 ジブリの教科書5』 スタジオジブリ編(文) 文藝春秋ツꀀ 660 円   13/12発行(文春ジブリ文庫)  →『魔女の宅急便』の映画誕生、制作現場、作品の背景について、宮崎駿、天沼春樹、松任谷由美、上野千鶴子他多数が執筆、その魅力を伝える。ナビゲーター:内田樹 ツꀀ

『スヌーピーのお菓子絵本』 チャールズ・M・シュルツ原作(文)谷川 俊太郎(訳)  復刊ドットコムツꀀ 1600 円 13/10発行  →幽霊屋敷のホットレモネード、かぼちゃ大王のブレッド、ウッドストックのレモンプディングなど、スヌーピーにまつわるお菓子のレシピを紹介。 ツꀀ

『箱のおりがみ2』 布施 知子(文) 日本ヴォーグ社ツꀀ 1200 円 14/01発行  →三角形、四角形、五角形、長い形の箱など様々な箱のおりがみと折り方をカラー写真とイラストで紹介。 ツꀀ

『手塚治虫の『火の鳥』と読む137億年 宇宙・地球・生命の謎』 塩浦 信太郎  (文) 実業之日本社ツꀀ 762 円 14/01発行(じっぴコンパクト新書)  →宇宙創成から現在にいたる137億年の地球・生命の歴史を図解と分かりやすい解説で綴る。巻頭に手塚治虫の『火の鳥』で地球創生から人類誕生までを掲載。 ツꀀ

『現代語訳 日本国憲法』 伊藤 真(訳) 筑摩書房ツꀀ 940 円 14/01発行  (ちくま新書)  →「日本国憲法」と「大日本帝国憲法」を理解しやすい現代語訳にし、それぞれの条文ごとに分かりやすい解説をつけたもの。「憲法」を読んで理解するには最適の書。 ツꀀ

『ベアテ・シロタと日本国憲法 父と娘の物語』 ナスリーン・アジミ(文)小泉   直子(訳) 岩波書店ツꀀ 560 円 14/01発行(岩波ブックレット)  →世界的ピアニストの娘として戦前に来日し、日本に滞在したベアテ・シロタ。日本国憲法起草に関わったベアテの足跡を追う。共著:ミッシェル・ワッセルマン ツꀀ

『ムーミンを読む』 冨原 真弓(文) 筑摩書房ツꀀ 680 円 14/01発行  (ちくま文庫)  →04年講談社刊に加筆訂正し、文庫化。 ツꀀ

『社会と自分 漱石自選講演集』 夏目 漱石(文) 筑摩書房ツꀀ 950 円   14/01発行(ちくま学芸文庫)  →夏目漱石が自らの講演録の中から、6編を選び、編集した幻の本が文庫で復活。解説:石原千秋 ツꀀ

『四季の飾り太巻き』 ワタナベ マキ(文) 誠文堂新光社ツꀀ 1500 円 14/01発行  →四季の飾り太巻き32品をカラー写真で作り方と完成品を紹介。72候の飾り太巻   きの図案集も収録。

ツꀀ 『節句のおりがみ』 丹羽 兌子(文) 誠文堂新光社ツꀀ 1500 円 14/01発行  (おりがみ倶楽部)  →1月の人日の節句、三月の上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、秋の重陽の節句。それぞれの節句ごとの折り紙をカラー写真で紹介。おり方の解説付。 ツꀀ

『ハッキヨイ!せきトリくん わくわく相撲ガイド 押し出し編』   財団法人日本相撲協会監修(文) 河出書房新社ツꀀ 1500 円 14/01発行  →稀勢の里、豪栄道、妙義龍、栃煌山、隠岐の海、遠藤、舛ノ山のインタビューや行司や床山の仕事も密着取材。大相撲の素顔がわかるガイドブック第二弾。 ツꀀ

『キッチンの歴史』 ビー・ウィルソン(文)真田 由美子(訳) 河出書房新社ツꀀ  2800 円 14/01発行  →古今東西の料理道具の歴史をたどりながら、人々の暮らしと文化に与えてきた影響を読み解く。

ツꀀ 『図説 アラビアンナイト』 西尾 哲夫(文) 河出書房新社ツꀀ 1800 円   14/01発行(ふくろうの本)  →アラビアンナイトの様々な物語を美しい挿絵で紹介。04年刊の新装版。 ツꀀ

『図説 アジア文字入門』 東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所編(文)  河出書房新社ツꀀ 1800 円 14/01発行(ふくろうの本)  →アジア各地の文字をインド系文字、アラビア文字、漢字と漢字系文字、ラテン文字・キリル文字に分けて解説。05年刊の新装版。 ツꀀ

『走れ!移動図書館』 鎌倉 幸子(文) 筑摩書房ツꀀ 840 円 14/01発行  (ちくまプリマ―新書)  →東日本大震災の被災者の心の回復を願って、本を届ける移動図書館プロジェクトを立ち上げられた。そのボランティア活動の誕生から現在までを語る。 ツꀀ

■ 今週の一冊 ■

 今週の一冊は、『日本国憲法』です。

 ここ一年、憲法に関する本がたくさん出されていますが、この本は、憲法論  議ではなく、憲法そのものが書かれた本です。  しかも、日本国憲法とそして大日本帝国憲法(明治憲法)が現代語訳で分かりやすく書かれています。

 憲法論争がしきりになされている昨今、まず大事なことは憲法そのものを、しっかり読むこと。  ただ、日本国憲法も現代語で書かれているとはいえ、読んでいくうちに、な  んだか分かったようでわからないというのが私も含め多くの人の本音だと思  います。

 この本は、憲法のスペシャリストである弁護士の伊藤真さんが日本国憲法と  そして通読難解な明治憲法を分かりやすい言葉で現代語訳し、かつそれぞれの条文ごとに解説をつけています。

 大人はもちろん、やがて選挙権を持つ中高生たちにとっても自分たちの権利や自由が憲法の何によって守られているのか、人権や政治、経済の根幹である憲法とはどんなものであるのかを知るために、一度、しっかり通読すること、しかも理解しながら通読することが非常に大事なことになっています。

 そうした意味で、この本は通読したことはあるけれど、でも分かったようでわからないという感想を持っている方には、オススメの一冊です。

 補足ですが、この本を読んで憲法に興味を持った方は同じ、伊藤真さんの岩波ブックレット『憲法は誰のもの?』(2013年刊)もぜひお読みください。 これも目からウロコの一冊です。 (く)

 この本は、私も読まなくては…と思っています。高校1年の現代社会で変わり  者扱いされていた先生が、1年間かけて「憲法」の授業をしてくれましたが  (公立の高校だったのに教科書は使わなかった)、確かに分かったようでいて、よくわかっていないな、と。15歳の時に通読していますが、言葉は難しいし、どうしたって年中「憲法」を念頭に行動したり、物事を考えているわけではな  いですからね。今思い出すと、とてもおもしろい授業でした。当時は、そのおもしろさに気づいていませんでした…。 (す)