2014年2月2日~2月8日入荷分

■ 今週のおすすめ ■
ツꀀ ♪ 絵本 ♪ 12点 ツꀀ
『しきぶとさん かけぶとんさん まくらさん』福音館書店
『ルイのうちゅうりょこう』偕成社
『氷の巨人 コーリン』集英社
『えをかく かく かく』偕成社
『あみだだだ』福音館書店ツꀀ
『どこまでゆくの?』福音館書店
『はじめまして』偕成社
『オリーブひみつがもぞもぞ』小学館
『ぷぷぷのぷ』ポプラ社
『おともだちのぷ』ポプラ社
『セイウチぼうや』ポプラ社
『槍ヶ岳山頂』BL出版ツꀀ ツꀀ

♪ フィクション ♪ 5点 ツꀀ
『こねこのレイコは一年生』のら書店
『漢字だいぼうけん』偕成社ツꀀ
『サクラ・タイムトラベル』岩崎書店
『卵町』ポプラ社
『ピンザの島』ポプラ社

ツꀀ ♪ ノンフィクション ♪ 16点 ツꀀ
『にているね!?』福音館書店
『町工場のものづくり』少年写真新聞社
『親子で楽しむ!わくわく数の大冒険 入門』日本図書センター
『ネパール』偕成社
『ケニア』偕成社
『記号とマーク・クイズ図鑑』あかね書房
『細密イラストで学ぶ 昆虫・クモの図鑑』創元社
『夢のカンキツ清見』汐文社
『星座のひみつ』子どもの未来社
『ふるさとにかえりたい』子どもの未来社
『依存しないために』汐文社
『京都』小峰書店
『奈良・大阪』小峰書店
『巨大地震』PHP研究所
『細密イラストで学ぶ 地球の図鑑』創元社
『気ままに漢詩キブン』筑摩書房

■ 今週のおすすめ ■ ツꀀ
♪♪ 絵本 ♪♪
ツꀀ =幼児以上= ツꀀ
『しきぶとさん かけぶとんさん まくらさん』 高野 文子(文・絵)  福音館書店ツꀀ 800 円 14/02発行(幼児絵本シリーズ)  →しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさん、朝までよろしくお願いします。あれころ、いろいろたのみます…。   10年刊のハードカバー化。 ツꀀ

『ルイのうちゅうりょこう』 エズラ・ジャック・キーツ(文・絵)田村   恵子(訳) 偕成社ツꀀ 1300 円 14/02発行(キーツの絵本)  →友だちは父さんを「がらくたや」ってばかにする。でも父さんは「がらくた」で宇宙船を作ってくれたんだ…。コラージュで描く想像の宇宙の絵が美しい。 ツꀀ

『氷の巨人 コーリン』 スズキ コージ(文・絵) 集英社ツꀀ 1500 円   14/02発行  →ラップランドの氷山で100年ぶりに目が覚めた氷の巨人コーリン。体は大きいけれど、ちょっぴりまぬけなコーリンが人間の世界に散歩に出かけます…。原作:サカリアス・トペリウス ツꀀ

『えをかく かく かく』 エリック・カール(文・絵)アーサー・ビナー  ド(訳) 偕成社ツꀀ 1400 円 14/02発行(エリック・カールの絵本)  →ぼくはえをかく。青い馬、黄色い牛、間違った色なんてなにもない…。エリック・カールが子ども時代出会った、自分の原点となった絵を伝えるために作った絵本。 ツꀀ

『あみだだだ』 谷川 俊太郎(文)元永 定正(絵) 福音館書店ツꀀ  1200 円 14/02発行(日本傑作絵本シリーズ)  →あみだだだ、あだだみだ、まっすぐおりてこれなあに?谷川俊太郎のリズミカルな言葉と元永定正の絵が織り成すユーモラスな絵本。 構成:中辻悦子 ツꀀ

『どこまでゆくの?』 五味 太郎(文・絵) 福音館書店ツꀀ 900 円   14/02発行(かがくのとも絵本)  →おでかけします。いってきまーす。いってらっしゃーい。どこゆくの? 男の子がどんどん道を進みます…。10年刊のハードカバー化。 ツꀀ

『はじめまして』 近藤 薫美子(文・絵) 偕成社ツꀀ 1200 円 14/02発行  →はるです。さくらのはながいちりんさきました。はじめまして。みつを   もらいにミツバチがやってきました…。春夏秋冬、いろいろな「はじめまして」に森は満ちていきます。 ツꀀ

『オリーブひみつがもぞもぞ』 トール・フリーマン(文・絵)なかがわ   ちひろ(訳) 小学館ツꀀ 1200 円 14/02発行  →「だれにもいわないでね。ひみつだよ」とモリーに言われたけれど、オリーブはしゃべりたくてたまらない…。 ツꀀ

『ぷぷぷのぷ』 まつ あきのり(文・絵) ポプラ社ツꀀ 800 円 14/02発行  (ぷうちゃんのえほん)  →ぷうちゃんぷうちゃん、何が好き?ビスケットときいろいものとかくれんぼ!それから、それからおかあさん。 ツꀀ

『おともだちのぷ』 まつ あきのり(文) ポプラ社ツꀀ 800 円 14/02発行  (ぷうちゃんのえほん)  →ぷうちゃんが、おともだちを誘います。でもみんなから、「あとで」と言われてがっかり。つならなくなって寝ているぷうちゃんのところに…。 ツꀀ

『セイウチぼうや』 あべ 弘士(文・絵) ポプラ社ツꀀ 1300 円 14/02発行  (こどもえほんランド)  →北極の海、氷の上でお昼寝をしている母さんセイウチ。セイウチぼうやも一緒にお昼寝…。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『槍ヶ岳山頂』 川端 誠(文・絵) BL出版ツꀀ 1600 円 14/02発行  →ぼくは小学5年生、父さんと一緒に燕岳と槍ヶ岳を2泊3日で縦走する。槍ヶ岳登山を力強く、淡々と描く。 ツꀀ

♪♪ フィクション ♪♪ ツꀀ
=小学校低学年以上= ツꀀ
『こねこのレイコは一年生』 ねぎし たかこ(文)にしかわ おさむ(絵)  のら書店ツꀀ 1200 円 14/02発行  →レイコは電気屋さんのご主人が拾った子ねこです。かしこいねこになるために、レイコはねこの学校、茶畑小学校に通うことになりました。 初出:「母の友」10年12月号~11年8月号 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『漢字だいぼうけん』 宮下 すずか(文)にしむら あつこ(絵) 偕成社ツꀀ  1000 円 14/02発行  →漢字を習い始めたすうくん。同じ字でも読み方が違ったり、形にも意味があったり、いろいろな発見をするすうくん。物語仕立てで漢字の楽しさを   伝える。 ツꀀ

=小学校高学年以上= ツꀀ
『サクラ・タイムトラベル』 加部 鈴子(文) 岩崎書店ツꀀ 1400 円   14/02発行  →歴史博物館に行ったいとこ同士の志保と龍之介。非常扉の向こうに行くと、そこは江戸時代だった。緊急特命を受けた二人は江戸の町で奮闘するが…。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『卵町』 栗田 有起(文) ポプラ社ツꀀ 580 円 14/02発行  (ポプラ文庫)  →亡くなった母の遺言で、卵町という場所で「シイナ」という人物を探すサナ。静かなその町で、サナは母の秘密を知る…。 ツꀀ

『ピンザの島』 ドリアン助川(文) ポプラ社ツꀀ 1600 円 14/02発行  →仕事斡旋屋から水道工事のバイトで、島に送り込まれた涼介。大学を中退し、コックも辞め、陰のある涼介だったが、島のヤギからチーズを作るという夢にとりつかれる…。

ツꀀ ♪♪ ノンフィクション ♪♪ ツꀀ
=幼児以上= ツꀀ
『にているね!?』 五味 太郎(文・絵) 福音館書店ツꀀ 900 円 14/02発行  (かがくのとも絵本)  →4本足で、人を乗せたりと、何となく似ている馬といすが、張り合いを始めます…。11年刊のハードカバー化。 ツꀀ

=小学校中学年以上= ツꀀ
『町工場のものづくり』 小関 智弘(文) 少年写真新聞社ツꀀ 1600 円   14/02発行(ちしきのもり)  →はやぶさを支えた精密加工技術、世界一細い注射針など、世界に誇る日本の町工場のものづくり技術を町工場で50年間実際に働いた著者が紹介。 ツꀀ

『親子で楽しむ!わくわく数の大冒険 入門』 櫻井 進(文)ふわ こういち  ろう(絵) 日本図書センターツꀀ 1500 円 14/02発行  →プーラス、ヒック船長、カッケルの3人が、数の単位島、九九の島など7つの島をめぐりながら、算数を学ぶ。 ツꀀ

『ネパール』 公文 健太郎(文)公文 健太郎(写真) 偕成社ツꀀ 1800 円   14/02発行(世界のともだち)  →ネパールの首都カトマンズから30キロの街に住む7歳の女の子アヌスカ。家の手伝い、弟の面倒をみながら、元気いっぱい過ごすアヌスカの毎日を紹介。 ツꀀ

『ケニア』 桜木 奈央子(文)桜木 奈央子(写真) 偕成社ツꀀ 1800 円   14/02発行(世界のともだち)  →ケニア西部のビクトリア湖近くの村で暮らす12歳の少女アティエノ。水汲み、まき拾い、ヒツジの放牧をこなし、学校でも元気に過ごすアティエノの毎日を写真で追う。 ツꀀ

『記号とマーク・クイズ図鑑』 村越 愛策監修(文) あかね書房ツꀀ 1500 円   14/01発行  →交通標識や案内標識など日常よく見かける記号やマークをクイズ形式で紹介。 ツꀀ

『細密イラストで学ぶ 昆虫・クモの図鑑』 北川 玲(訳) 創元社ツꀀ 2800 円   14/02発行  →緻密なイラストでチョウの擬態や変態、カマキリの捕食など様々な昆虫やクモの生態を描く。

ツꀀ
=小学校高学年以上= ツꀀ
『夢のカンキツ清見』 小泉 光久(文) 汐文社ツꀀ 1500 円 14/02発行  →温州みかんとオレンジをかけ合わせて生まれた「清見」。非常に難しいと言われながらも地道な研究と熱意で生まれた清見誕生を描いた作品。   監修:吉岡照高 ツꀀ

『星座のひみつ』 関口 シュン(文) 子どもの未来社ツꀀ 2500 円 14/01発行  (もっと楽しく夜空の話4)  →月のことをミヅキさんに教えてもらったサツキとヨウスケ。今度は夜空の星を観察する「星空キャンプ」に出かけます…。監修:木村直人 ツꀀ

『ふるさとにかえりたい』 羽生田 有紀(文)島田 興生(写真)  子どもの未来社ツꀀ 1500 円 14/02発行  →73歳のリミヨおばあちゃん。13歳の時に、水爆ブラボーが爆発して、白い粉が降ってきた…。水爆実験から60年経てもなお、被爆に苦しむ人々の姿を伝える写真絵本。 ツꀀ

『依存しないために』 小寺 信良(文) 汐文社ツꀀ 2300 円 14/02発行  (気をつけよう!SNS3)  →LINEやスカイプなどのメッセージングサービスの特徴と利点を紹介し、依存するとなぜ危険かを具体的に分かりやすく説く。 ツꀀ

『京都』 山田 邦和監修(文) 小峰書店ツꀀ 2500 円 14/02発行  (事前学習に役立つみんなの修学旅行)  →京都の歴史や地理をコンパクトに紹介し、班別コースづくりのコツやテーマ別に見学する京都めぐりも具体的に紹介。修学旅行の事前学習に役立つ情報を集める。 ツꀀ

『奈良・大阪』 山田 邦和監修(文) 小峰書店ツꀀ 2500 円 14/02発行  (事前学習に役立つみんなの修学旅行)  →テーマ別に見学する奈良の名所、大阪の名所、食べ物や豆辞典など、修学旅行の事前学習に役立つ情報を伝える。 ツꀀ

『巨大地震』 京都大学防災研究所(文) PHP研究所ツꀀ 3000 円 14/02発行  (楽しい調べ学習)  →巨大地震が起こるメカニズムや東日本大震災を分析、解説。それをもとに南海トラフ地震の被害を予測し、地震発生時にはどんな行動をすればよいかを伝える。

『細密イラストで学ぶ 地球の図鑑』 北川 玲(訳) 創元社ツꀀ 2800 円   14/02発行  →岩石や土、風化作用、地表と地中、海底の姿や火山の活動、地下資源の採掘   など、変化し続ける地球の様子を細密なイラストで紹介。 ツꀀ

=中学以上= ツꀀ
『気ままに漢詩キブン』 足立 幸代編著(文) 筑摩書房ツꀀ 850 円 14/02発行  (ちくまプリマ―新書)  →とかく敬遠されがちな「漢詩」を女子感覚の現代語訳で紹介。   監修:三上英司 ツꀀ

■ 今週の一冊 ■

 今週の一冊(って、ひと月以上も前の出版物です…。滞ってすみません)は、  「世界のともだち」シリーズから『ネパール』と『ケニア』の2冊を♪

 『ネパール』の主人公の女の子アヌスカは、2010年に本書と同じく公文さんが出された『ゴマの洋品店』のゴマの娘です!  本文を読んでいて、その記述にあたったとき、思わず声をあげて驚きました。あのゴマがすっかりお母さんになっている! まるで親戚の子の成長を見守るような気分になりました。

 『ケニア』のアティエノも笑顔がすてきな12歳の女の子。村の暮らしの様子が  親近感をもって伝わってきます。一番おもしろい、と思ったのが村の仕事。 漁で生計を立てるほか、皆が自分の得意なことをしてお金を得ている姿です。町で買ったトマトを村で売ったり、空き缶を利用した手づくりランプを売って いたり、それはさまざま。日本のスーパーやコンビニのような便利さはないけれど、暮らしを楽しんでいるさまが綴られています。

 このような暮らしがあることを、10歳前後の子どもが知るよい本だと思います。  大仰でなく、身近なかんじが親しみを持てます。調べ学習の手引きにもなるでしょうが、かいつまんで「知った気分」になるのではなく、じっくりまるごと楽しんでほしいものです。そんなこといってもちょっと読むつもりが、ついつい、まるまる読んでしまう吸引力ももった本です。

 今後のラインナップにも大いに期待しています。(す)