1月15日に教文館で講演をしていただいた吉田新一先生の『アメリカの絵本 黄金期を築いた作家たち』(朝倉書店/2800円+税)。この本の中に登場する作家や作品は、ナルニア国でも常におススメしているものばかりです。この中から今回は「アメリカ絵本の開花期~1930年~50年代」に活躍した作家の絵本を集めてご紹介しています。ここには『けしつぶクッキー』のピーターシャム夫妻や、『かしこいビル』のウィリアム・ニコルソン、そして『アンディとらいおん』のジェームズ・ドハーティや、ガアグ、バートン、マックロスキーなどが入っています。
そうそう、つい最近ドハーティの新刊『おしろのばん人とガレスピー』が出ました!『アンディとらいおん』以外の作品を見るのは初めてだったのですが、お話を書いているのは『世界でいちばんやかましい音』のベンジャミン・エルキンで、とても楽しいほら話です。躍動感あふれるドハーティの絵も楽しんでくださいね!

『おしろのばん人とガレスピー』ベンジャミン・エルキン文/ジェームズ・ドーハーティ絵/小宮由 訳/大日本図書 1400円+税