今度のＹＡフェアは「魅惑のおやつ本」！

本日より、新しいＹＡフェアをはじめました！

題して「甘いものはおすき？」。
平台を埋め尽くす和洋それぞれの魅惑的なおやつ本の表紙に、思わず舌なめずり……。

担当の（す）も（い）もあんこ派ですが、ドーナツやチョコレートも好んで食べます。そう、要はおやつは別腹なのです。
今回ナルニア国では初めて並べた作品が多数ありますので、その中からおすすめをいくつかご紹介しましょう。

＜和＞
・『東京甘味食堂』（本の雑誌社／若菜晃子著／本体1,600円＋税）
小冊子「murren」や、昨年第5回斎藤茂太賞を受賞した『旅の断片』（アノニマ・スタジオ）の作者・若菜晃子さんがつづる都内の甘味食堂ガイド。甘味食堂とは、若菜さん曰く「あんみつやおしるこなどの甘いものと、おいなりさんやおうどんなどの軽食と、どちらも置いているお店のこと」。
単なるガイドブックではなく、それぞれのお店で食べたものへの鋭い観察眼と深い愛情、お店への道すがらの風景や店内の様子に至るまでスケッチを添えながら細かく記された文章には随筆集に通じるものを感じます。
緊急事態宣言が解除されたら、この本を片手に街歩きをしたいと思わせる本。

・『ようかん』（新潮社／虎屋文庫著／本体2,200円＋税）
かの有名な虎屋の資料室・虎屋文庫が手がける前代未聞の「ようかん本」。
お茶席で、贈り物にと、ようかんを選ぶことが多いですが、ようかんの歴史やいわれはご存知ですか？　四季折々の美しいようかんの写真は日本人の感性の豊かさを実感させますし、武井武雄が『日本郷土菓子図譜』に描いたようかんの水彩画は、あまりにおいしそうでつい手を伸ばしたくなります。
巻末にある「全国のおいしいようかん」リストからお取り寄せできるものを調べて、ステイホームの時期を乗り越えるのも名案です。

＜洋＞
・『なんたってドーナツ』（ちくま文庫／早川茉莉編／本体780円＋税）
ミシマ社の社長・三島邦弘さんが会社を立ち上げた当時の驚くべき思い出、松浦弥太郎さんのサンフランシスコのホテルでのサスペンスのような体験、江國香織さんのスーバックスデビュー、北原白秋の子どもと母親の姿が目に浮かぶ一篇の詩……。作家、詩人、エッセイストら41人のドーナツにまつわる話を収めたまるごと１冊ドーナツの本。

・『チョコレート・アンダーグラウンド』（求龍堂／アレックス・シアラー著／金原瑞人訳／本体1,200円＋税）
「チョコレート禁止法」が発令されたある国を舞台に、2人の子どもがチョコレートをはじめとする甘いお菓子を取り返そうと革命を起こします。なんと、チョコレートを密造して、地下に「チョコバー」を開きますが……？
シアラーならではの独創的でユーモラスなストーリーが、読者をぐいぐい引きつけます。

＜おやついろいろ＞
・『作家のおやつ』（平凡社／本体1,600円＋税）
石井桃子の好物のみつ豆、茨木のり子の忘れられないういろう……etc.
31人の作家が好んだおやつをそのエピソードと共に紹介しています。それぞれの書斎や貴重な資料なども掲載されており、その内容の充実ぶりはさすが平凡社の「コロナ・ブックス」。

・『君がいない夜のごはん』（文春文庫／穂村弘著／本体740円＋税）
歌人・穂村弘さんの爆笑エッセイ。ふとんで菓子パン？　ドーナツにかっこいい・かっこわるいがある？　ところてんのこだわりの食べ方などなど、とにかく笑えて仕方がない本です。
※電車の中での読書はおすすめできません。この笑いはマスクでも隠せない！！

そのほかにも絵本、小説、エッセイを様々ご用意しております。
そして、こちらの平台から書籍をお買いの方に「特製おだんごしおり」をプレゼントします。

「みたらしだんご」と「よもぎだんご」の２種類。どちらが当たるかはお楽しみ！
どうぞいろんなおやつを食べて（読んで）みてくださいね。

もうひとつお知らせです。
４Fのカフェで取り扱っているシュシュクルとうふの焼き菓子のサンプルをフェア平台に置いてご案内しています。
ご来店の方は４Fカフェでお求めいただけますし、書籍の配送をご希望の方は本とご一緒にお届けすることもできます。

左）ばらの花のケーキ（２個入り／アールグレイ・オレンジ）530円
上段左）クッキー（８枚入り／ピンクペッパー・ノワゼットカフェ・フランボワーズショコラ・紅茶）310円
上段右）クッキー（８枚入り／ココ・クランベリー・アマンドショコラ・紅茶）310円
下段左）こどもおやつセットうさぎ（３種入り）420円
下段右）こどもおやつセットはりねずみ（３種入り）420円
※価格はすべて税込です。数に限りがございます。
郵送の場合は丁寧に梱包いたしますが、割れや欠けがありました際はどうぞご了承ください。