クリーンヒット ⚾ ノンフィクション
『さあ、めがねをかけよう!』
ヘレナ・ハラシュトヴァ 作
アナ・コーベン 絵
越智典子 訳
偕成社 刊
1980円(税込)
31ページ
対象:小学校低学年から

目とめがねのことを、ぜんぶおしえよう!

目とめがねのことについて、詳しく丁寧に書いた本です。案外、このようなテーマの本ってなかったかもと思いました。

めがねをかけている2人の子ども(キティとジョー)をナビ役にして、目のはたらきや目のお医者さんがどんなふうに検査をしてくれるかとか、めがねの発明の歴史、めがねのしくみ、昔のめがねはどんなだったかなどを解説しています。
事柄ごとに書かれているので、いっぺんに読み切らなくても大丈夫! 少しずつ自分のペースで、読みたいところから進めていけます。
これからめがねをかける子どもの不安を取り除く一助にもなりそう!

子どものころから視力だけは(!)はよかったので数年前から見えにくくなったときには、本が読めなくてどうしようかと思ったものです。今では老眼鏡の助けなしには生活できない(笑)。鼻や耳の違和感にも慣れました。

本書を読んで、むかし読んだ弱視の女の子の物語『ぶきっちょアンナのおくりもの』(福武書店・現在品切れ)を思い出しました。
めがねを上手に使うことで「アンナ」のような子がいなくなるといいですね。とてもよい物語なので気になった方は図書館で探してみて。

大人の読者には「監修あとがき」も忘れずに目を通してほしいです。
見返しのめがねがいっぱい!のページも楽しげです。めがねは怖くないよ、という作者のメッセージを感じます。 (す)

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