動物の言葉が分かるお医者さんといえば、かの有名な“ドリトル先生”です。先日、国書刊行会から『ドリトル先生の世界』(南條竹則・著/2520円)という本がでました。これは以前文春新書で出ていた『ドリトル先生の英国』の増補改訂版です。巻末に「登場人物・動植物小事典」が付き、ドリトル先生ファンにはたまらない1冊!著者の南條さんは、これまでにも『ガブガブの本』(ドリトル先生物語の番外編・ブタのガブガブのお話)や、『ドリトル先生アフリカへいく』(茂田井武の幻燈絵を基にした絵本)、『ダブスおばあさんと三匹きのおはなし』(ロフティングの絵本)などを手がけけられている、大のドリトル先生好きなのです。ちょっとお高い本ですが本の作りもきれいですし、本好きにはたまらない手元に置いておきたくなるタイプの本なのです。この“ドリトル・ワールドへの最高最良の入門書(オビより)”出版を記念して、ドリトル先生物語とロフティングの作品のフェアを行っています。昨年の秋に出された、「考える人」(新潮社)のドリトル先生の特集号も入荷の予定です。どうぞお楽しみに!